気候変動により、厳しい暑さが長期化し、汗への対策が重要な課題となっている。
ランニングや登山といったアクティブシーンから、蒸し暑い日のタウンユースまで、多様なシーンに対応するFLASHDRY。その開発背景と全貌について、株式会社ゴールドウインの千葉弥生さんに話を聞いた。
PROFILE|プロフィール
千葉 弥生(ちば やよい)
株式会社ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス パフォーマンスグループ マネージャー
FLASHDRYは、10年以上にわたり同ブランドが力を入れてきた機能性素材だ。
「当初は速乾性に優れた『FLASHDRY』と、肌 離れの機能をより重視した『FLASHDRY 3D』の2種類を展開していました」
しかし、年々過酷になる夏の暑さを受け、ザ・ノース・フェイスは速乾機能をより多くの商品に搭載させるべきだと考え、開発を進めてきた。
その結果、今季からFLASHDAYは単なる機能名ではなく、吸水速乾素材の総称として再定義された。さらに、FLASHDAYの表記にあたっては、クリアすべき基準もより厳格なものへと改訂された。