1964年、フランス・シャトーブリアン生まれ。トゥールーズ近郊在住のアーティスト。レンヌとトゥールーズの美術学校で学んだ後、20年以上にわたり彫刻と陶芸を主な表現手段として活動。自然界の生命と人間の現実との類似性をテーマに、動物などをモチーフとした作品を制作している。部族芸術からも強い影響を受ける。近年は版画制作にも力を入れており、立体と平面の表現を行き来しながら探求を続けている。www.gianola.eu
いつから日本に興味を持ったのかは覚えていません。私が日本に惹かれるのは、人々が自然に対して深い敬意を抱いているからに違いありません。心を落ち着かせる力、その強さ、そして私たちに与えてくれるすべてのものに対する敬意です。
日本の芸術的遺産は、陶芸における土、和紙における楮(こうぞ)、建築におけるさまざまな木材といった自然素材と、先祖代々受け継がれてきた知恵との誠実な結びつきの賜物です。
私が日本の芸術や工芸を素晴らしいと思う理由はいくつかあります。
・職人や芸術家の卓越した技術と厳格な仕事によって、シンプルな素材が「やりすぎ」にならない程度に洗練された、純粋な線を持つ作品へと昇華されている点。
・繊細さにつながる創意工夫と、細部へのこだわり。
・インスピレーションの源としての自然。
・時代を超越したそのビジョン。
・「間」や「余白」への配慮。
仕事を丁寧に仕上げるという姿勢は、家族から受け継いだものです。自分の完璧主義な性格と向き合うのは大変なこともありますが、そのおかげで細部へのこだわりを反映した作品群を生み出すことができました。日本人は「ディテールの芸術」において、その線は非常に洗練され、そして色の選択において、まさに巨匠であると私は信じています。
19世紀末、広重、歌麿、北斎の浮世絵がフランスに伝わり、異なる線や曲線、そして自然の要素を取り入れたこの新しい美学の発見は、「ナビ派」の芸術家たちに影響を与えることになります。私はアーティストとしてのキャリアを歩み始めた当初から、このナビ派に興味を抱いてきました。
エドゥアール・ヴュイヤール、フェリックス・ヴァロットン、ポール・セリュジエといった芸術家たちは、当時の日本の作品のように、自然や日常生活をインスピレーションの源としていました。
感情を表現し、鑑賞者の心を揺さぶるのに、多くの要素は必要ないのです。浮世絵のミニマルな構図、美意識、色彩の範囲と配置、そして主題は、心地よい静けさを私に与えてくれます。