2022年春に、2年以上の改装工事を経てリニューアルオープンを果たした「DIOR(ディオール)」のブティック“30 モンテーニュ(30 Montaigne)”。パリ8区のモンテーニュ・アベニュー30番地に位置する同店は、ムッシュ ディオールが1946年に自身のメゾンを立ち上げ、店を開いた創業の地として知られている。
“30 モンテーニュ”がリニューアルオープンして以来、“ラ ディオール ギャラリー”では、ムッシュ ディオールの生い立ちから、わずか数ヶ月前に発表されたコレクションに至るまで、アーカイブ作品、アート作品、オブジェ、書物を交差させて没入感を味わえる魅力的な展覧会を開催している。
2023年11月24日から2024年5月13日まで一般公開されている今回の展覧会では、「DIOR」と女性アーティストとの作品に焦点を当てて、メゾンの歴史を読み解く詩的な旅を展開している。今回は、この新たな展覧会の様子をレポートしたい。