

昭和36年5月25日生まれ。
地元高校を卒業の後、音響家を志して東京の音響学校へ進学。
卒業後に東京で就職、技術を地元で活かすため、地元の企業に就職。
1989年入社、中国のモノ造りの台頭で仕事が減少し、経営難になるも家業を建て直す。
2007年に代表取締役社長に就任。
日本の伝統を残す為に、あえて日本でしか造れない、福井でしか造れない傘を創造し続けている。
福井洋傘の歴史は、地域の暮らしと深く結びついている。創 業は昭和47年。冬になると仕事がなくなる農家の女性たちに内職を生み出すため、洋傘づくりを導入したのが始まりだった。当時、福井・鯖江周辺は繊維産業が盛んで、傘生地の調達にも適した土地柄。こうして地域産業としての傘づくりが根づいた。
しかし時代が変わり、洋傘メーカーの多くは生産拠点を中国へ移す。大量生産・低価格化の波に押され、多くの工場が姿を消した。福井洋傘も例外ではなく、OEMの仕事がすべてなくなる局面に直面する。それでも創業者は、「ゼロになったら復活できない。どこか1社だけでも残らないといけない」と踏みとどまった。
仕事が途絶えた工場に残ったのは、職人が積み上げてきた技術と、地域に根ざしたものづくり精神だった。やがて「品質で勝負するしかない」と覚悟を固め、同社は独自ブランドの傘づくりへと舵を切る。