同ブランドが展開しているバッグは、軽くて丈夫なうえに機能性も抜群。また、鮮やかな色合いや華やかなデザインのものが多く、ファッション性も高い。創業50年を迎えた今も世界中で愛され続けているのは、変わることのない品質の高さが背景にあるからだろう。
レスポートサックはどのように誕生し、成長してきたのか。ブランドのあゆみや人気のアイテムなどについて、レスポートサックジャパンの神代香織さんに伺った。
PROFILE|プロフィール
神代 香織(くましろ かおり)
株式会社 レスポートサックジャパン
営業統括本部 マーケティング部 マネジャー
軽量さと高い機能性に注目が集まる
レスポートサックが誕生したのは、今から半世紀前の1974年。メルビン・シフターとその妻・サンドラによって創業された。シフター夫妻がバッグ作りを始めたのは、ビーチに出掛けた際にセーリングを見て、“帆に使われている丈夫な生地を使ってバッグを作れないか”と考えたことがきっかけだという。
「アメリカは広大な国なので、人々の行動範囲がとても広いんです。しかし、当時は旅行用の鞄といえば重たい革製のものが主流で、移動するのも大変だったようです。
そこで、シフター夫妻は“軽い鞄でより快適に移動できるようにしたい”と考えました。これが、ブランド立ち上げのきっかけです」