東京の神田・神保町と言えば、まさに古本でひしめき合うエリアだ。店舗の数は約130店にものぼり、世界一の本の街でもある。
また古本屋だけでなく、喫茶店やカレー屋も多く、最近では若者からの人気も高い。そんな知的好奇心を満たす神保町に「
(元)鶴谷洋服店」はある。
外観は老舗の洋服店に見えるが、ショーウィンドウを覗くと、インパクトのある雑貨がディスプレイされていて、思わず惹きつけられてしまう店舗だ。
店内は、かつて渋谷や原宿をにぎわせた文化屋雑貨店の小物や、私たちも子どもの頃に集めていたキーホルダー、キッチュな雑貨が飾られ、ほんのりとした懐かしさとともに、昭和世代だったらついうれしくなってしまう。
魅惑的なモノで溢れている(元)鶴谷洋服店は、一体、どのような店舗なのか?今回は、私たちの心を刺激する、店主・岩船さんにお店についてお話を伺った。
伯父のテーラーの建物維持の目的から、いつの間にかお店に
(元)鶴谷洋服店は、屋号の通り、かつて3代続いた注文仕立て専門の紳士服店だった。現在は亡き3代目の姪・岩船さんが、店舗を運営している。外観からは、老舗のテーラー店の凛とした雰囲気が漂っており、店内とのギャップが特徴的だ。どのような経緯で(元)鶴谷洋服店は、現在の雑貨店のようなお店を運営し始めたのだろうか。