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2024.05.30

エスコンフィールドの制服やサウナ着を手掛ける 「NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)」とは?

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ココロとカラダをニュートラルに整え、いつでも動き出せる状態へとサポートするコンディショニングブランド「NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)」。北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド北海道」の運営会社と提携し、スタッフの制服やサウナ着などを提供している。
今回はブランドの成り立ちや取り組み、そして同ブランドのサウナ着を紹介するとともに、「ニュートラルワークス.」が目指す未来像を「ニュートラルワークス」事業部長の大坪岳人さんに伺った。

最初はショップ事業としてスタートし、ブランドへと進化

元々はショップ事業として2016年に外苑前でスタートした「ニュートラスワークス.」。外苑前や表参道、青山はファッションの街というイメージが強いが、実は国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場なども近く、スポーツの聖地でもある。大坪さんは、ブランドの成り立ちについてこう語る。
「スポーツは競技という側面を捉えられがちですが、鍛えたり競ったりするスポーツ以外に身体を動かすことで“ココロとカラダ”を整える側面もあると思います。だからこそ、競技場に行く人や競技が終わって帰ってきた人など、スポーツの前後を整えるものを扱うセレクトショップとしてスタートしました。
物販だけでなく、カフェやコンディショニングルームなども展開されていましたが、お店があるなしに関わらず、もっと“ココロとカラダ”を整えるというコンセプトを大きくしたいということで、2021年にブランドとしての事業がスタート。2022年から『ニュートラルワークス.』としての商品が展開されるようになりました」
「MOVE(ムーブ)」にカテゴライズされる大坪さんおすすめの“コメリナ”と名付けられたショートスリーブクルーニット。動きやすさも兼ね備えたゆとりのあるボックスシルエットで、着心地も快適。15,400円(税込)
「MOVE(ムーブ)」にカテゴライズされる大坪さんおすすめの“コメリナ”と名付けられたショートスリーブクルーニット。動きやすさも兼ね備えたゆとりのあるボックスシルエットで、着心地も快適。15,400円(税込)
現在は“スポーツライフスタイルによってココロとカラダを整える”というコンセプトのもと、運動するなど身体を動かすための「MOVE(ムーブ)」、仕事をするときのための「WORK(ワーク)」、1日の1/3を占める睡眠のためのウエアや寝具などの「SLEEP(スリープ)」、遊ぶための「PLAY(プレイ)」という4つのカテゴリーに分かれてそれぞれを展開している。
「WORK(ワーク)」にカテゴライズされる、汗のニオイを消臭する、ストレッチ性のあるオックスフォード素材のボタンダウンシャツ。熊本県人吉市にあるシャツファクトリーで丁寧に縫��製したこだわりの一枚。17,600円(税込)
「WORK(ワーク)」にカテゴライズされる、汗のニオイを消臭する、ストレッチ性のあるオックスフォード素材のボタンダウンシャツ。熊本県人吉市にあるシャツファクトリーで丁寧に縫製したこだわりの一枚。17,600円(税込)
「SLEEP(スリープ)」にカテゴライズされる、マットレスはこだわりの8層構造とコイルのダブルクッション構造。8層構造には快適な温度に保つ「光電子®」素材や、消臭や防虫効果などの清潔さを保つ素材、そしてムレを軽減抑制するための通気を確保する高密度ウレタンを採用する。シングルサイズ/220,000円(税込)
「SLEEP(スリープ)」にカテゴライズされる、マットレスはこだわりの8層構造とコイルのダブルクッション構造。8層構造には快適な温度に保つ「光電子®」素材や、消臭や防虫効果などの清潔さを保つ素材、そしてムレを軽減抑制するための通気を確保する高密度ウレタンを採用する。シングルサイズ/220,000円(税込)
「ブランドとして“ココロとカラダ”が整っていつでも動き出せる状態を“READY”と呼んでいますが、現在もそのニュートラルな状態を創り出すために、どうすればよいのかを考えながら、アイテムづくりなどのブランド展開を行っています」

企業の制服を作る「ユニフォーム プロジェクト」

オリジナルアイテムも好調ながら、「ニュートラルワークス.」ではスポーツや健康に関係する活動をしている企業や団体へ向けて、ユニフォームづくりをサポートする「UNIFORM PROJECT(ユニフォーム プロジェクト)」を展開している。
そこで話題となったのが2023年3月に誕生した北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドほっかいどう)」で働く人のユニフォームを作成したことだ。そのプロジェクトに関しても大坪さんはこう語る。
「エスコンフィールドHOKKAIDO」のスタジアムで働く人や北海道日本ハムファイターズの球団職員などの制服を手掛けた「ユニフォーム プロジェクト」は、同ブランドならではの企画
「エスコンフィールドHOKKAIDO」のスタジアムで働く人や北海道日本ハムファイターズの球団職員などの制服を手掛けた「ユニフォーム プロジェクト」は、同ブランドならではの企画
「スポーツ選手たちも皆がお揃いのユニフォームを着るとカッコよく見えますよね。それと同じように企業のユニフォームも『ニュートラルワークス.』が作れば、機能性があり、落ち着いたデザインで会社の統一感も出せるということで、このプロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトが始まった時期にちょうど『エスコンフィールドHOKKAIDO』も、街とスタジアムと球団を一体化させたいという願いから北海道北広島市の地でオープンしました。
『エスコンフィールドHOKKAIDO』側も、スタジアムをただのスタジアムではなく“多彩なコンテンツが楽しめる場所”として確立させたいということで、野球が開催されない日も面白い場所にするために、弊社が展開する『THE NORTH FACE(ザ・ノース フェイス)』などいろいろなショップを誘致していました。
「エスコンフィールドHOKKAIDO」でグランド整備をする職員の制服も「ニュートラルワークス.」のアイテムだ
「エスコンフィールドHOKKAIDO」でグランド整備をする職員の制服も「ニュートラルワークス.」のアイテムだ
その流れから『ニュートラルワークス.』で球団関係者やスタジアムで働く人のユニフォームを作る提案をさせていただいたのです。
プロジェクトは楽しかったですが、ロゴなどを同色で入れたりしているので、外から見ると『ニュートラルワークス.』のウエアだとわからないのが玉に瑕ですね」と大坪さんは笑う。
現在ではスタジアムの芝などを整備する人と球団職員のフロントと呼ばれる人が同じ「ニュートラルワークス.」のウエアを着用する姿が見られるのも面白いところだ。
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