細く、長く、灯りを届ける:妻が支える“続けるための仕事”
2026.03.16
細く、長く、灯りを届ける:妻が支える“続けるための仕事”
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愛媛県・内子町で約200年続く大森和蝋燭屋。店の奥で黙々と蝋燭を作る職人の姿を支えるように、店頭やオンラインの向こう側で日々の仕事を積み重ねているのが、奥様の大森祥子さんだ。
接客、仕入れ・在庫管理、オンラインショップの運営、そして海外発送まで。目立つ仕事ではないけれど、店が続いていくために欠かせない役割を、彼女は自然体で担っている。家業を“外側”から支える、その静かな仕事の話を聞いた。
PROFILE|プロフィール
大森 祥子(おおもり しょうこ)

愛媛県松山市出身。結婚を機に内子町へ移り、大森和蝋燭屋に関わるようになる。店頭接客、仕入れ・在庫管理、オンラインショップ運営、海外発送など、家業の外側を担う。

「いずれは継ぐものだと思っていました」──家業との向き合い方

祥子さんは愛媛県松山市の出身。結婚前は家具やインテリアに関わる仕事をしていた。

「夫と出会ったときから、実家が和蝋燭屋だということは知っていました。だから、いつかは継ぐんだろうな、という感覚はありましたね」

家業に入ることを前提にしていたわけではない。ただ、夫の背景として、自然に受け止めていたという。

結婚を機に暮らし始めた内子町は、祥子さんにとって新しい土地だった。

「正直、あまり訪れたことがなかったんです。でも、住んでみたら自然が豊かで、子育てもしやすくて。すごくいい町だなって思いました」

家業に関わるようになったのも、「継ぐ」という言葉より先に、「ここで暮らす」という実感があったからだった。