フランスを代表するダウンウエアブランド「
PYRENEX(ピレネックス)」。160年以上続く、羽毛メーカーとしてのルーツを持ち、MADE IN FRANCEの羽毛にこだわり続けたダウンジャケットを展開している。
「PYRENEXのルーツからお話しさせていただくと、南西フランスのピレネー山脈の麓の街、Saint-Sever(サン・セヴェ)で、羽毛を加工する会社として1859年に『ABEL CRABOS & FILS(アベル・クラボス アンド フィルズ)』を創業しました。
創業者は社名と同じアベル・クラボスという人物で、その後5代にわたりクラボス家が受け継いで経営をし、現在はPYRENEX社として展開しています」
冒険家ルイス・オードベール氏との出会い
PYRENEXのルーツがわかったところで、ダウンウエア作りをはじめたお話も伺っていこう。そこには一人の冒険家の存在があったという。「羽毛生産の事業の他に、羽毛布団などの寝具も作っていたのですが、1960年代以降になるとダウンジャケットやシュラフのようなアウトドア製品も手がけるようになります。