しかし1980年代にブランドは消滅。その後2005年に日本のサーティーファイブサマーズが復活させたのをきっかけに、日本からの発信で本国アメリカをはじめ世界中で人気を獲得している。
ブランド復活にはどういう経緯があったのか、そしてプロダクトへのこだわりなどをブランド復活のキーマンの1人、サーティーファイブサマーズの信岡淳さんにお話を伺った。
ヴィンテージコレクションをサンプルにして再現
1980年代にブランド自体が消滅したが、2005年に世界有数のヴィンテージコレクターであり、サーティーファイブサマーズの代表である寺本欣児氏が復活させた「ロッキーマウンテン フェザーベッド」。現在では憧れのアウトドアブランドのひとつにもなっているが、復活から今までにどんな苦労があったのかを、サーティーファイブサマーズPR担当の信岡さんはこう語る。
サーティーファイブサマーズ代表である寺本欣児氏。「アナトミカ」のディレクターのピエール・フルニエ氏と親交があり、「アナトミカ」に関してはデザイナーとして参画し、日本での小売業、また世界への卸売り業を一手に引き受ける。ヴィンテージコレクターとしても有名だ「『ロッキーマウンテン フェザーベッド』に関しては、創設者が資料を一切残していなかったので、情報はゼロでした。90年代には全く姿を見せなくなったので、きっと80年代にブランドは終了していたと思われます。