筆者と同世代なら、サーフ雑誌『Fine』とギャルカルチャーをイメージし、Z世代であれば、プロサーファーの愛用ブランドをイメージするだろう。
世代によって、ROXYの印象は変わるかもしれないが、共通しているイメージは「女性のためのアクティブライフスタイルブランド」というのには変わりはないだろう。
ROXY は1990年の誕生から、現在も人気のレディースサーフブランドとして業界を牽引しているが、どのようにしてブランドが誕生したのだろうか。
今回は、90年代にギャルカルチャーとともに大ブレイクをしたROXY、2000年代のROXY、そしてプロボーダーを支える現在のROXYについて、ROXYブランドマーケティングマネージャー・花村朋彦さんにお話を伺った。
平成とともに誕生した、女の子向けサーフブランド
気がつけば、夏と海とROXYがセットのイメージになってしまっているく らい、ROXYは女の子にとって定番のサーフブランドとして君臨している。サーフアイテムだけではなく、アパレルやスノーウエアとさまざまなアイテムを展開しているが、当初はどのような経緯でブランドが立ち上がったのだろうか。