寒い冬、アウターの下にもう1枚インナーダウンを着込むというコーディネートをジャンル化し、インナーダウンブランドとして人気を確立した「
TAION(タイオン)」。
いまやインナーダウンといえばこのTAIONが真っ先に頭に浮かぶ人も多いのではないだろうか。インナーダウンとして世界でも類を見ないデザイン数とカラー展開するブランドだ。
今回はTAIONブランドスタート時のお話ともの作りについて、
株式会社TAIONでプレスを担当する家崎 博之さんにお話を伺った。
初年から4万枚を売り上げた4型の定番アイテム
「TAIONは2016年にスタートしたブランドなのですが、当時インナーダウンという着こなしを打ち出していたブランドはあまりなかったような認識で、アウトドアブランドのレイヤリング用や、セレクトショップなどで薄手ダウンジャケットを買うと30,000円ぐらいのプライスだったと思います。それをファッションアイテムとして感度よく、さらに買いやすいプライスのものを作れば、新たな市場を生み出せるのではないかと考えたところが出発点だったと思います。
生産のノウハウというものは会社として持っていたので、何を突き詰めれば買いやすい値段でクオリティの高いものが作れるのか、ということを極限まで突き詰めました。