波佐見焼のデザインは非常に多岐にわたるため、自分好みの一枚を見つけるためには、どのような観点で器を見ていけばよいのか、いくつかの「選び方の軸」を知っておくと便利です。
1つ目の軸は、江戸時代から続く「伝統文様」の世界です。染付の藍色で描かれた文様には、それぞれに人々の願いが込められています。
2つ目は、職人の探求心が生み出す「色彩」です。釉薬の化学反応によって生まれる色は、二つとして同じものがない魅力を持っています。
3つ目は、現代の暮らしに合わせて生まれた「モダンな形や思想」です。海外のライフスタイルやミニマリズムの影響を受け、機能性や新しい価値観をまとったデザインも次々と登場しています。
これらの軸を意識することで、漠然としていた器選びが、より明確で楽しいものになるはずです。