

キャンプでは、強い日差しだけでなく、水面や路面からの照り返しにもさらされる。そんなアウトドアで重宝するのが、反射光を抑える「偏光サングラス」だ。
とはいえ、普通のサングラスと何が違うのか? 今回は、キャンプ女子・森風美さんがEyevol(アイヴォル)の偏光サングラス「ABELL(アベル)」をフィールドテスト。偏光レンズの機能が分かりやすい釣りを中心に、キャンプからドライブまで、さまざまなシーンでその実力を確かめてもらった。
PROFILE
森風美(もり・ふうみ)
1994年生まれ。幼少期からアウトドアに親しみ、慶應義塾大学在学中にソロキャンプの世界へ。フィールドでの実体験を軸にギアやウエアを選び、女性の視点からアウトドアの楽しみ方を発信。モデル・執筆・PRなど幅広く活動中。
街にもなじむ、アイヴォルの偏光サングラス

「キャンプではサングラスを使うことも多いんですが、偏光レンズで景色がどう変わって見えるのかは気になっていました。今回は釣りもできるので、水の中がどこまで見えるのか楽しみです」
そう話す森さんが試したのは、アイヴォルの「ABELL」。アイヴォルは、「着る眼鏡」をコンセプトに1972年に誕生した日本のアイウエアブランド「EYEVAN(アイヴァン)」をルーツに持つ。ファッション、スポーツ、アウトドアなど、さまざまなシーンをシームレスにつなぐアイウエアを提案している。

着用したABELLは、丸みを帯びたボストンシェイプ。日常にも取り入れやすいデザインが特徴だ。
「キャンプの服にも合わせやすいし、普段使いにもよさそう。それで機能的にもアウトドアでちゃんと使えるならいいですよね」
見た目は街にもなじむサングラス。では、レンズを通した景色はどう変わるのだろう。
偏光レンズって、何が違う?

偏光レンズの特徴は、水面や路面などに反射して目に入る光を抑えられること。レンズ素材の間に偏光シートを挟み込み、視界を邪魔する反射光をカットすることで、水面のギラつきなどを軽減し、その先の視界をクリアにしてくれる。
さらに、レンズカラーによって景色の見え方や印象が変わるのも面白いところ。今回はブラウン、グリーン、グレーを用意し、釣り、キャンプ、ドライブとシーンを変えながら、それぞれの見え方の違いも試してみた。
釣りキャンプで実力をチェック。4つのポイントを検証

偏光サングラスの実力を確かめるため、今回は「機能性」「使い心地」「デザイン」「キャンプでの実用性」の4つをチェック。まずは、森さんも好きな釣りからスタート。
検証①|機能性 水の中に、魚が見えた

水面をのぞきながら魚を探してみると、さっそく違いが分かった。
「全然違います。裸眼だと水面のキラキラが先に視界に入るんですけど、かけると水中がよく見える。川底の石の形状も分かるし、その横に魚がいるのも見つけやすいです」

「餌を上から流していくと、『来た、来た!』って魚が追いかけてくるのまで見えるんですよ。しかも1匹じゃなくて、何匹かが反応しているのも分かる。魚の動きを見ながら釣れるのが面白かったです。レンズもいくつか試しましたが、特にブラウンは水の中を見たときに魚や石の輪郭が分かりやすかったですね」
そして、魚の動きを追いながら餌を流していると——。

見事、ニジマスをキャッチ。
「釣れた! ちゃんと餌に食いついたのも分かりました。釣りって竿から伝わってくる感覚で引き上げるのも面白いですけど、水の中が見えるとまた違いますね」
検証②|使い心地 気づけば、ずっとかけっぱなし

魚を探し、餌を付け、竿を振る。釣りを続けるうちに、サングラスを検証していること自体を忘れそうになる。
「そういえば、気がついたらずっとかけてますね(笑)。それくらい気にならないです。サングラスって長時間かけていると、耳のところが痛くなったり、頭が締め付けられたりするものもあるんですけど、これは軽いし、そういうストレスがほとんどないです。釣りをしていると下を向いたり、餌を付けたり、けっこう動くじゃないですか。でもズレてくる感じもない。片手でサッと外せるのも使いやすかったです」

アイヴォルは軽量でバネ性のあるTR-90素材をフレームに採用。ノーズパッドやテンプル内側には、グリップ性を持つTPE素材を使用している。
検証③|デザイン 釣り場でも、街でも。そのまま過ごせる

ひとしきり釣りを楽しんだところで、改めてデザインについて聞いてみた。
「いかにもスポーツ用という感じがしないのがいいですよね。今日みたいなキャンプの服にもなじみやすいし、このまま街でも使えそう。キャンプに行くから特別に持っていくというより、家を出るときからかけて、運転して、キャンプして、そのまま帰ってこれる感じです」
デザインについては、こんなリクエストも。
「レンズの色で景色がけっこう変わるのが分かったので、フレームとの組み合わせももっと自由に選べたら楽しそうですよね」
検証④|キャンプでの実用性 キャンプからドライブへ。見え方はどう変わる?

釣りを終えたあとは、キャンプサイトでも偏光サングラスを試してみた。
「釣りのときほどの分かりやすい変化ではないんですけど、フィールドでも自然に使えました。グリーンのレンズは、こういう緑が多い場所だと景色がきれいに見えますね」


キャンプ場をあとにしてからは、グレーレンズに替えてドライブへ。
「運転ではグレーレンズが使いやすかったです。景色の色が自然に見えるし、トンネルに出入りするときも違和感はあまりありませんでした」

アウトドアの景色を、もっとクリアに楽しむために

釣りからキャンプ、ドライブまで、さまざまなシーンで偏光サングラスを試した森さん。
「サングラスって夏にかけるものというイメージがありますけど、どの時期でも紫外線は気になりますし、水面や道路の反射もありますよね。今回使ってみて、眩しいからかけるだけじゃないんだなと思いました。アウトドアでは季節を問わず持っていたいですね」
偏光サングラスは、単に日差しを遮るためだけのものではない。反射光を抑え、アウトドアの視界をよりクリアに、快適に楽しむための選択肢として取り入れてみる価値はありそうだ。
今回の検証の様子は、動画でも公開している。レンズ越しの水面の見え方や、実際に魚の動きを追いながら釣りを楽しむ森さんの様子など、写真だけでは伝わりにくい違いも、ぜひ動画でチェックしてほしい。
Composition & Text by Tadayuki Matsui
Photo by Akinori Kawanishi
Original Movie










