現代では化学繊維やスマートテキスタイルによって、衣服の機能性がますます拡張してきている。ただ、それらはどうしても新たな素材を使用せざるを得ないため、制限も大きかった。
このような問題に対して画期的な提案を行っているのが、素材テクノロジー「COVEROSS®」だ。COVEROSS®は、様々な素材や衣服に対して様々な機能を後から付与することができるのだという。 どのようなテクノロジーによって、機能の付与が行われているのだろうか?機能が付与されることによって、ファッション業界全体にどのような変化が期待できるだろうか?hap株式会社CEOの鈴木素さんに、COVEROSS®の機能とその発展可能性に関して話を伺った。
COVEROSS®は1枚の生地、製品に複数の機能性を付与することができる。COVEROSS®には「WIZZARD」「JYAMIEL」など様々な種類があり、抗菌や健康促進など様々な付加価値を提供している。 鈴木さんによれば、COVEROSS®の加工は複数の技術を駆使し、プリントによって加工を加えるものもあれば、コーティング、イオン結合や水素結合、分子結合など、求めている目的に応じて技術をカスタマイズして作っているのだという。