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2023.03.23

AIを活用してファッショントレンドを予測し、業界が抱える大量廃棄問題も解決する:株式会社ニューロープ

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※音声読み上げ機能はAI生成のため、
読み間違いが発生する場合があります。
2014年設立の株式会社ニューロープは、アパレル業者向けにAIツールを提供して注目を集めている企業だ。「#CBK scnnr(カブキスキャナー)」や「#CBK forecast(カブキフォーキャスト)」などの開発・販売を展開している。
 
「#CBK scnnr」は、商品画像やスタッフスナップをAIでタグ付け、類似アイテムを自動で紐付け・表示、コーディネート提案などができるツールだ。
 
また、ファッションAIによるトレンド分析サービス「#CBK forecast」は、6カ月先のトレンドを予測できるツールで、ブランドやリテールはこれに基づいて発注量・在庫量の適正化にも活用できることから、同社のサービスはアパレル業界が抱える大量廃棄問題の解決にも役立つとしている。
 
そこで今回、代表取締役の酒井聡さんに、株式会社ニューロープ設立の経緯や「#CBK scnnr」「#CBK forecast」開発の理由とサービスの概要、今後の展望などについてお伺いした。

利益を上げるだけではない、テクノロジーとクリエイションに貢献する企業を目指して

酒井さんは、現在ほどファッション領域におけるAI活用が進んでいなかった当時、なぜテクノロジーで課題解決を目指す会社を設立したのだろうか。
 
「株式会社ニューロープを設立した2014年時点で、ファッション領域におけるテクノロジー活用は『競合他社の少ないブルーオーシャン市場ではないか』と考えたのが設立のきっかけです。
 
しかし、実際に取り組んでみると、業界構造の複雑さを起因とする問題に振り回されました。そのため、同時期に立ち上がったファッションテックの会社は次々に業界に見切りをつけて、ファッション以外の領域に転換していきました。
 
そのような経緯があったからこそ、私たちがファッションテックにこだわり、かじりつき、テクノロジーに何ができるのかを試行錯誤することに意味が生まれるのではないかと考えています。
 
スタートアップ企業ではありますが、単純に儲かるビジネスに順張りする戦略は取らず、2つのポリシーを掲げています。
 
1つ目はテクノロジーのフロンティアを開拓する役割を果たすこと、2つ目はテクノロジーを通して、次のクリエイションの原資を生むことです。テクノロジーとクリエイションの2つに貢献することを目指しています」

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