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2024.02.21

本当の“似合う”を見つける特別なミラー:AIカメラが導く「+PLUS MIRROR」の魅力とは

特別な没入感を味わえるインタラクティブミラー「+PLUS MIRROR」。AIカメラによるアイテムレコメンドやさまざまなAIタイプ診断で、あなたの本当の「似合う」が見つかると、今話題となっている。
そこで今回は開発元のInnovation Studioにインタビューを行い、「+PLUS MIRROR」の魅力を探ってみた。
PROFILE|プロフィール
加藤 利典(かとう としのり)

株式会社Innovation Studio代表取締役 兼 株式会社デイトナ・インターナショナル取締役CDO
外資系ファッション企業を経て2002年にベイクルーズグループに入社。担当役員としてEC事業、システム開発、デジタルマーケ、DX推進を管掌。2021年にDX支援を目的とした会社を設立後、PEファンドのユニゾンキャピタルと戦略的パートナーシップを締結し、アドバイザーに就任。同時に株式会社デイトナ・インターナショナルにJOINし取締役CDOとしてDX領域を管掌。2023年9月にはデジタル領域の子会社として設立した株式会社Innovation Studioの代表も兼務。

+PLUS MIRRORで、多角的な視点から挑戦を後押し

「+PLUS MIRROR」とは、オンラインの強みである検索性とオフラインの強みである偶発的消費を掛け合わせた体験を作るインタラクティブミラーである。 同社はオフラインとオンラインの良さを融合したOMO店舗作りの一環として、「+PLUS MIRROR」を開発した。 
「『+PLUS MIRROR』は、自己認識を多角的に深め、新しい発見や偶発的な消費を促進します。商品タグのスキャンや画像認識AIによる検索性を備え、アイテムタグスキャン、AIカメラレコメンド、フェイス・パーソナルカラー診断などの機能を通して、楽しみながらお買い物や新しい体験を提供します。
これにより、実店舗の体験価値向上と店舗スタッフとお客様のコミュニケーションを活性化させることを目指しています。
診断結果はもちろんWEBページでも確認可能ですが、オフラインの魅力も重視し、特別なオリジナルカルテもご提供しています。
このカルテは友達と共有して楽しむことや、店舗スタッフとのより深い接客体験に繋げることができ、より豊かなショッピング体験をお届けすることを目的としています」
近年、パーソナライズ事業は急速に進化している。この流れのなかで、「+PLUS MIRROR」は、「本当の“似合う”が見つかる!」というコンセプトのもと、AIカメラを活用し、さまざまな機能を提供している。
なぜこのコンセプトを選んだのかについて、同社は「似合うものを見つける」ことや「新しい自分を知る」ことは、年齢や好み、性別を問わず、多くの人に共通する永遠のテーマであるとの考えを持っていた。
「普段は選ばないけれど、新しいアイテムやテイストに挑戦するとき、勇気がいると思います。そして勇気を出して新しい自分になれたときは、明るく前向きな気持ちになり、その人のその日の気分やマインド、行動までをも変えるパワーがありますよね。
そんな素敵なパワーを持つ、挑戦の後押しができるようなコンテンツを作りたいと思いました。
『+PLUS MIRROR』は多角的な観点で新しい挑戦を後押しできるような構成を意識して開発しています。
ご自身の容姿・好み・気分に『似合う』アイテムを見つけるお手伝いをし、気分や生活を明るくハッピーにできるようなユーザー体験をご提供したいと考えています」

本当の“似合う”が見つかる機能

ここからは「+PLUS MIRROR」に搭載された、本当の“似合う”が見つかる機能について聞いていこう。
まずは、商品タグのスキャンやAIカメラによるコーディネートアイテムの識別について。これはAIカメラで撮影することで、着用アイテムをAIが瞬時に判定し、おすすめのコーディネートを提案してくれる機能だ。
「実店舗の利点のひとつには、商品を手に取って実際に見ることができることですが、欠点として検索性が挙げられます。特定の商品を探したり、類似品を見つけたりする場合、実店舗では棚を巡回して探す必要があります。
一方、ECサイトでは多岐にわたる検索軸を利用して簡単に条件に合った商品を見つけることができます。この新機能では、実際に興味を持った商品に関して、その商品のスタイリング例や似た商品、実際に購入したユーザーのレビュー情報を手軽に閲覧できます。
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#BeautyTech
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