近年、3DCADを用いたデジタルデータの作成は、さまざまなブランドで行われるようになった。そこで重要になるのが、デジタルのファブリックデータだ。ファブリックデータは、質感の再現度といった品質の高さが重要視されているが、これからアパレルによるデジタル活用がさらに進むにつれて、今後は多種多様なファブリックのデータを比較検討できるようなデータベースへの要望が高まることが予想される。このような問題に取り組むのが、日本のテキスタイル業界大手の繊維専門商社、スタイレム瀧定大阪株式会社(以下スタイレム社)だ。 さまざまなファブリックを取扱い、ビジネスを続けてきた同社が、なぜデジタルファブリックのデータベースの構築に踏み切ったのか。そして、どのような形でデータベースの構築が行われているのか。スタイレム社の業務推進部部長兼DX推進室室長の熊西充さんにお話を伺った。
データベース構築によるシームレスなものづくり
スタイレム社では、2019年から3D CAD導入の検討を始めた。そのなかで、情報収集や導入検証におけるファブリックデータの取り込み作業が、3Dモデリングの大きなボトルネックのひとつであることに気づいたという。この記事は会員限定です。
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