その後、2022年には新たな商品でカカトが踏める本革ビジネスシューズを謳う「ボーダレス本革シューズ」を開発し、ビジネス作法のタブーに切り込んだ。クラウドファンディングMakuakeで1300万円を超える支援が集まったことは、これまでの商品に人々が不満を持っていたことの現れだろう。 こうした挑戦的な商品展開を行う背景は一体何か。同社グループ広報の小峰菜々子さんに、同社の出発点となったWWSとビジネスシューズを開発するに 至った経緯を伺った。
建設業界の作業着の変革
なぜ水道会社がスーツを制作したのだろうか。多くの人が建設業で働く人と聞くと、作業着姿を想像するはずだ。出発点はそのイメージの刷新にあった。「当社の創業10周年記念に弊社社員の作業着を一新するために作成されたのが、WWSです。製作するにあたり、水道工事会社が属する建設業界のマイナスイメージを払拭できるようなデザインを目指しました」
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