1950年代、アメリカ・アーカンソー州で設立された「CAMCO(カムコ)」は、アメリカの有名百貨店「SEARS(シアーズ)」や「J.C. PENNEY(ジェイ・シー・ペニー)」などの衣料品を生産するファクトリーとして歩みを進めてきた。
その後、アメリカ軍にも製品を提供するまでになり、1970年代にはその高いクオリティから、アメリカのさまざまなブランドの縫製を請け負い、ファクトリーブランドとして展開されるようになった。いまも変わらぬアーリーアメリカンな雰囲気でファンを獲得しているCAMCOについて、今回は東京・神田 神保町に店を構える老舗アメカジショップ「
MAINE(メイン)」の店長、中山則男さんにお話を伺った。
こだわったのはヴィンテージフランネル生地の再現
「日本でのCAMCOの展開は1998年にスタートしました。代表的なアイテムは、やはりブランドを広く知らしめたフランネルシャツです。まずこの一枚を見てもらえば、CAMCOというブランドの魅力が伝わるはずです。こちらのフランネルシャツは、柄を斜めに配した“バイアスポケット”や、上質な質感の“皿ボタン”といった特徴的なディテールを備えつつ、全体はシンプルで飽きのこないデザイン。長く愛用できる一着に仕上げられています」