韓国ソウルを拠点とする、デジタルファッションスタートアップのOscar Futureraが主催するマーケットプレイス兼メタファッション・ショールーム「
OFOTD(オブオーティディ)」。このプラットフォームを通じて、実際の衣服及び、K-POPなどに代表される著名アーティストが着用した衣服のデジタル版の販売を行っている。
同社はこのプラットフォームを通じて、アーティストとクリエイターを巻き込んだ、新たなエコシステムを創出する狙いだ。今回「OFOTD」を運営する、Oscar FutureraのCEOのLee Jimi(イ・ジミ)氏と、CSO兼共同創業者のShin Woosup(シン・ウソプ)氏にメールでインタビューを行った。
「成功の方程式」を取り払う
「OFOTD」の母体となるOscar Futureraはどのように始まったのでしょうか。
Jimi以前私はビューティーブランドに勤務していましたが、年を追うごとに業界内の競争が激化し、ブランドが短いサイクルで生まれては消えていくのを見てきました。
そこで私たちは、ブランドベースの業界に限界を感じ、クリエイティビティと多様性を持つ未来の生態系を模索したいと考えるようになりました。このようなアイデアを長年の友人でありコラボレーターで あるWoosupと時間をかけて議論し、私たちはOscar Futureraをスタートさせました。