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アシックスが誇る最高峰クッショニングモデル「GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)28」の全貌!

2026.02.03
ラテン語で“雲”を意味するNIMBUS(ニンバス)をモデル名に冠した、アシックスの「GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)」シリーズ。文字通り、まるで雲の上を走っているかのような、やわらかなライド感を提供し、1999年に登場して以来、多くのランナーに支持されてきたロングセラーだ。特にクッションシューズの市場が大きいヨーロッパ、アメリカでは高い人気を誇っている。
近年はタウンユースモデルとしても人気が高く、ウォーキングに活用しているユーザーも多い。シリーズ最新作「ゲルニンバス 28」は、どのようにアップデートされたのだろうか。
「ゲルニンバス 28」22,000円(税込)

前作から約20gの軽量化を実現

「ゲルニンバス 28」の、前作からの大きなアップデートポイントの1つが軽量化だ。スタックハイト(ソール厚)やミッドソール素材の変更はないものの、約20g(男性用27.0cm、女性用25.0cmでの比較)の軽量化に成功している。
 「いかにランナーを快適に走らせるかということを追求した結果、軽量化という形になりました。アッパーの素材の変更、ミッドソールの形状の見直しなども影響はしていますが、もっとも大きく軽量化につながっているのは、アウトソールの配置の見直しになります。
無駄なところを削ぎ落とすことで、グリップ力や耐久性は前作と同等のレベルを保ったまま、軽量化を実現することができました」と、アシックスジャパン株式会社 商品企画担当の藤幡知子さん。
 前作「ゲルニンバス 27」のシューズ重量は約305g(27.0cm)だった。そこから、基本性能が変わらずに約20gの軽量化というのは、かなり大きなアップデートと言えるだろう。短時間のランニングでは、そこまで大きな影響はないかもしれないが、長距離・長時間におよぶランニングの場合は、この約20g(両足で約40g)の軽量化が脚への負担軽減につながるはずだ。
靴底の必要な箇所にのみラバーを配置することで、グリップ性と耐久性は前モデルと同様のまま、約20gの軽量化を実現

アッパー素材をメッシュからニットに変更

軽量化と並ぶもう1つの大きなアップデートポイントが、アッパー素材の変更だ。前作「ゲルニンバス 27」では、エンジニアードメッシュがアッパーに採用されていたが、今作ではエンジニアードニットとなった。軽量化つ通気性に優れたエンジニアードニットのアッパーは、ソックスのように足全体を快適に包み込み柔軟にフィットする。
 実は、前々作「ゲルニンバス 26」でもエンジニアードニットがアッパーに採用されていた。「ゲルニンバス 27」では、通気性を向上し、長時間のランニング時もシューズ内を快適に保つためにエンジニアードメッシュが採用された。では、今回再びエンジニアードニットとなったことで通気性が低下しているかというと、そういうわけではないようだ。
 「エンジニアードニットへの変更も、いかにランナーを快適に走らせるかということを追求した結果となります。ゲルニンバス 26に採用していたニットのアッパーは、通気性を改善したほうがランナーの方たちに100%の満足を提供できるのではないかということで、ゲルニンバス 27へのアップデートの際にメッシュへと変更しました。
その後、素材の進化があり、ニットで十分な通気性を発揮できるマテリアルを使うことができたので、今回再びニットを採用するに至りました。靴下のようにやさしく足を包み込むという点においては、メッシュよりもニットのほうが優れているため、前作以上の心地よいフィット感を味わっていただけるかと思います」
部位に応じて編み方や孔の大きさを変え、通気性とフィット性を高めたエンジニアードニットのアッパーを採用。シュータンと履き口部分にはストレッチ性の高いニットを使用している

タウンユースでも高い人気を誇る「ゲルニンバス」

細かな部分ではあるが、履き口周辺やレースホールのデザインも変更されている。シンプルでタウンユースしやすいデザインも「ゲルニンバス 28」の魅力に挙げられるだろう。
 「ゲルニンバスは、ランニングはもちろん、ウォーキングやタウンユースといったシーンでも人気のあるモデルです。それもあって、日常使いしやすいシンプルさ、ミニマルさというのはこだわっている部分でもあります」
 また「ゲルニンバス 26」から、製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)が明示されるようになっているのだが、「26」では10.8kg CO2e、「27」では10.6kg CO2e、そして「28」では9.3 kg CO2eとなっている。機能を進化させながら、カーボンフットプリントが減っている点も素晴らしいアップデートと言えるのではないだろうか。
よりタウンユースしやすいカラーも展開されている

高いクッション性が際立つソフトなライド感

「ゲルニンバス 28」のミッドソールには、軽量で高いクッション性を実現しているFF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)が採用されている(フォーム材の約24%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使用)。また、踵部には衝撃緩衝素材のPureGEL(ピュアゲル)を内蔵。その組み合わせによって、非常にソフトなライド感を実現している。
ミッドソールにはFF BLAST PLUSを採用
高いクッション性は「ゲルニンバス」シリーズの大きな魅力
アスファルトの硬さを感じさせないクッション性の高さ、エンジニアードニットのやわらかく心地よいフィット感は「ゲルニンバス 28」の大きな魅力だろう。それでいて、フルマラソン完走を目指すシューズとしても十分な安定性とサポート力がある。
これからランニングを始めたい人、ランとタウンユースの兼用ができるシューズを求めている人には、ぜひ検討してもらいたい一足だ。

PROFILE

藤幡 知子(ふじはた ともこ)

アシックスジャパン株式会社 カテゴリー統括部 パフォーマンスランニングフットウエア&アパレル・エクィップメント部 FWプランニング・MDチーム

ゲルカヤノシリーズやゲルニンバスシリーズなど、エントリーランナー向けモデルと、キッズランニングシューズのマーチャンダイジングを担当。本格派ランナーが多い会社において、初心者ランナーのマインドを大事にしながら、日々シューズと向き合っている。

Text by Fumihito Kouzu

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