今年の夏は、各地で猛暑の記録が更新されただけでなく、10月に入っても猛暑日が続き、暑さが長引いた。過酷な気候のなか、発汗などによるミネラル不足から足のこむら返りなどの不調を訴える人が増えているという。
「その背景には、マグネシウムの重要性が十分に知られていないことがあると考えています」と語るのは、マグネシウム配合スキンケアクリーム『
マグバーム』を製造・販売する、オーガニックサイエンス代表取締役の鎌田貴俊さんだ。実は美容にも大きく関わるという知られざるマグネシウムの働きや、その重要性について話を伺った。
厚生労働省が定めるマグネシウムの推奨摂取量は、成人男性で約340~370mg、成人女性では約270~290mg[1]となっている。しかし国民健康・栄養調査[2]によれば、実際の摂取量は成人男性で約242mg、成人女性では約220mgにとどまっており、多くの人が不足しているのが現状だ。
マグネシウムが重要な4つの理由
マグネシウムには心身の健康に欠かせない大きく4つの働きがある。“足が攣りやすい人はマグネシウムが不足している”と聞いたことがないだろうか。これはマグネシウムには筋肉の炎症を抑え、緩める作用を持っていることによる。カルシウムは筋肉を収縮させ、マグネシウムは緩める役割を担っているため、筋肉が攣るのはカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れている可能性があるのだ。