買い物のシーンでキャッシュレスが普及するなか、財布やクレジットカード、スマートフォンを取り出すことなく非接触で買い物ができるなど、新型コロナウイルス感染拡大で非接触決済のニーズが高まっている。
そんな状況のなか、キャッシュレス先進国のイギリスで生まれたスマートリング「EVERING(エブリング)」が、2021年5月より日本でも予約販売が開始された。Visaのタッチ決済対応のスマートリングで、今までのキャッシュレス決済のように、デバイスを取り出したり、アプリを立ち上げたり、ロックを解除したりといった動作は必要なく、スピーディかつスムーズな決済体験が可能なアイテムとなっている。今回はサービスの概要や開発の経緯について、「EVERING」取締役COOの津村さんにお話を伺った。
ただひとつの決済体験を提供
日本でも、キャッシュレス決済は急速に普及している。ただ、財布やスマホをカバンから取り出す、QRコード決済であればアプリにログインして立ち上げる、さらにデバイスを使用する場合は充電を気にする必要がある。そういった無駄を排除できる、ただひとつの決済体験を日本に提供したいという想いから、株式会社EVERINGを創業したという。