軽い……。手に持ってまず、そう感じた。存在感が革のランドセルを思わせる分、手に取ると軽さが際立つ。モンベルがアウトドア用品の開発で培った技術を結集し、子どもたちの毎日の快適と安全を追及して作り上げた通学用バックパック「わんパック」。実物を見ながら株式会社モンベル広報部の黒瀬美保さんに便利な機能をお聞きした。 ランドセルの長所を継承し、さらに進化させた
「機能的でお子さんが使いやすい、軽くて丈夫な通学用バックパックです。革のランドセルの良いところを取り入れて進化させつつ、モンベルがこれまで培ってきたアウトドアメーカーならではのノウハウをどう取り入れるのがベストなのか。そこが開発のポイントになりました。ランドセルの長所には、開閉の簡単さ、中身の見やすさ、自立する安定性などがあります」たしかに、開け閉めが簡単で中身がひと目で見渡せて、自立するから出し入れしやすいのはランドセルの長所といえる。
「『わんパック』はトップのテープを持って引くワンアクションで開閉できる機能を持たせてあり、大きく口が開くので物の出し入れがしやすいです。背面と底面にパネルを入れることで自立し、型崩れしにくくなっています。また、水濡れに強く丈夫で軽い素材を用いているため、重量は930gと従来の皮革製ランドセルに比べて非常に軽量です」