GPS機能による距離やス ピードの計測、光学式心拍センサーによる手首での脈拍測定、ランニング中のフォーム分析、睡眠の質のモニタリング、トレーニングのコーチングなど。たくさんの機能を搭載した時計タイプのウェアラブルデバイスは、特に日常的にランニングやサイクリング、スイム、トレッキングなどのアクティビティを楽しむ人には欠かせないアイテムとなっている。
時計型のウェアラブルデバイスには大きく分けて、運動時に活用するタイプと、ライフログを残すタイプがある。どちらのタイプも進化は日進月歩。小型化、軽量化、バッテリーの長時間化、多機能化が進んでいる。
今回は主に日常的にアクティビティを行う人をターゲットとした時計型ウェアラブルデバイスの中で、ユニークな機能を備えたモデルを紹介したい。
心拍トレーニング製品のリーディングカンパニーである「Polar(ポラール)」から、GPS搭載アウトドアスポーツウォッチとして登場したPolar Grit X(ポラール グリット エックス)は、今年6月に発売となった新製品だ。
登山やトレイルランニング、マウンテンバイクといったアウトドアアクティビティを楽しむ人たちに向けて開発された、Polar Grit X。トレーニング時にGPSや心拍計測などの全機能を使った場合で最大40時間、心拍計測をオフにしGPSの記録間隔を長くする省電力設定にした場合は最大100時間の連続使用が可能だ。もちろん、アウトドアシーンで重視される防水、防塵、耐衝撃性能を備えている。