数あるメタバースのアプリケーションのなかで、現在躍進しているのが韓国のNAVERグループが提供している「ZEPETO(ゼペット)」だ。写真を撮るだけで自分のアバターを作るだけでなく、様々なアイテムを購入することで自由にファッションを楽しむこともできる。昨今では、InstagramやTikTokといったSNSでも目にする機会が増えてきただけでなく、著名人たちも愛用していることに気づいた人も多いだろう。 なぜZEPETOは、全世界的にも人気を集めることができたのだろうか。そこで今回NAVER Z Corporationの金希頻(キム・ヒビン)さんにインタビューを行い、ZEPETOの魅力と今後の展望について伺った。
PROFILE|プロフィール

金希頻(キム・ヒビン)
1976年生まれ。2005年延世大学校音楽大学卒業後、サウンド制作、ゲームプロデュースに従事。韓国で国民的ヒットとなった「숫자쏭(数字ソング)」など、多くの人気楽曲を生み出す。韓国のNAVERやCJ ENMでのサウンド制作やコンテンツ制作を経て、2011年に来日。LINEに入社後、ゲーム事業の責任者として様々なゲームサービスをヒットに導く。2017年、Devsisters Japanの代表取締役に就任。2020年にはNFT、メタバースの専用音源著作権事業のため「Ssong corporation」を設立し代表取締役に就任。2022年3月よりNAVER Zに入社し、メタバース「ZEPETO」の日本事業統括を務める。
ユーザーのコミュニティーとクリエイターの創出
ZEPETOの概要や立ち上げの経緯を教えてください。
簡単に言ってしまえば、ZEPETOはスマホで利用できるメタバースになります。元々はカメラアプリで 有名なSNOWから派生した
ソーシャルアプリで、得意としていた顔認証の技術を生かしてアバターを作成し、仮想空間で他のユーザーとコミュニケーションを行える場を提供しています。他にも様々な機能を用意しており、アバターを元にアニメーションを作成することも可能となっています。この記事は会員限定です。
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