2005年のメジャーデビューから、数々の名曲と斬新なパフォーマンスで世界中の人々を魅了してきたPerfume。彼女たちの衣装はメンバーの個性を際立たせ、また楽曲の世界観を表現する、まさに芸術作品といえる。それらの衣装は、常に進化を続けており、コンサートごとに新しい衣装が登場し、どのような演出を見せてくれるのかも楽しみのひとつだろう。
そんなPerfumeのコスチュームが一堂に見られる特別展「
Perfume COSTUME MUSEUM」が2023年9月9日から11月26日まで兵庫県立美術館で開催される。特別展の見どころについて、当施設の特別展・国際交流担当 学芸員である橋本こずえさんにインタビューを実施した。
PROFILE|プロフィール
橋本 こずえ(はしもと こずえ)
横尾忠則現代美術館を経て、2015年より兵庫県立美術館勤務。「美術の中のかたち 青木千絵展」、「注目作家紹介プログラム チャンネル 入江早耶展」、「注目作家紹介プログラム チャンネル 飯川雄大展」などを担当。
ファッション文化の聖地・神戸で開催
はじめに、「Perfume COSTUME MUSEUM」の開催に至った経緯について教えてください。
今回の特別展は、兵庫県立美術館と神戸新聞社が主 催しています。神戸新聞社さんが企画を進めていた段階で、当館での開催のご提案をいただきました。独創性にあふれる衣装に特化した内容ということで一緒に展覧会を開催することとなり、衣装の調査から参加させていただきました。