そのランドセル作りで培ったノウハウを生かし、大人向けに展開されている「TSUCHIYA KABAN(ツチヤ カバン)」から登場したのが「OTONA RANDSEL(オトナ ランドセル)」だ。
子どもたちの笑顔と健やかな成長を願う、ご家族のためのランドセル
大人向けの鞄を展開するTSUCHIYA KABANのお話を伺う前に、まずはルーツとなるランドセル作りについて知ってほしい。土屋鞄製造所は1965年、東京都足立区の小さな工房からスタートした。創業者の土屋 國男(つちや くにお)さんは、「子どもたちの笑顔のため、そしてわが子の健やかな成長を願うご家族の思いに応えるために」という思いを胸に、丈夫さと品格を追 求し続けランドセル作りに取り組んだ。
そのクオリティの高さが評判を呼び、やがて国内有数のランドセルメーカーへと成長していった。そして土屋さんは2022年、革ランドセル製造の第一人者として、厚生労働省による「現代の名工」に選ばれた。80歳を超えた今もなお工房に立ち続けている。そのもの作りの精神は、現在では約700名にのぼる職人やスタッフへと受け継がれている。