2010年にデジタルファブリケーション愛好家によるイベント「Make: Tokyo Meeting 05」に行った際、自作3Dプリンター、CupCake CNCを展示していた慶應義塾大学の学生がいたんです。話を聞くと、作るのはさほど難しくなく、しかも非常に安価であると知りました。その時、「これが普及すれば製造業全体にものすごいことが起こるだろう」と思い、強く衝撃を受けました。ファッション業界で問題にされているような消費の問題が覆されるのではないかと。しかも、それを個々人がボトムアップにできるようになる。