年齢を重ねても、自分の足で歩いてほしい。そんな願いが込められた靴下があるのをご存じだろうか。靴下というと、おしゃれでコスパが良いものを選びたいと思うことが多いかもしれない。だが、靴下一つ取ってみても、それが健康に直結するとなれば、より良いものを選びたいと考えるはずだ。
今回、新潟県に拠点を置く
株式会社山忠が開発した靴下「
ケアソク(CARE:SOKU)」に注目した。「あしたの、足に。」をキャッチコピーに、健康を意識した靴下を開発。その効果の高さは、科学的にも証明されているという。
同社のブランドマネージャーである坪谷学さんに、同社の理念、そして「ケアソク」というまったく新しい設計となる靴下の全貌を語っていただいた。
PROFILE|プロフィール

坪谷 学(つぼや まなぶ)
1982年生まれ、新潟県加茂市出身。
株式会社山忠 マーケティング本部
CARE:SOKU ブランドマネージャー。
幼少期より「山忠はすごい靴下を作っている」という親戚の言葉に触れ、同社への入社を夢見る。
初めてケアソクを履いた際には、自分の体に良いことをしているという感覚に感動。
現在は、日々「健康に貢献できる靴下」の研究・開発に情熱を注いでいる。
創業67年を超える山忠を支える編み機とその技術者たち1958年に創業、すべては一台の靴下編み機から始まった。訪問販売を中心に事業を展開し、現在は通信販売を手掛けている。これまで販売してきた商品には、ロングセラー商品「足うら美人」や「健康足首ウォーマー」があり、多くの足悩みに応えてきた。
そして、今から10年ほど前。創業60年にむけて原点に立ち返ろうと、あるプロジェクトがスタートした。
「これまで靴下事業に携わるなかで、私たちは靴下をどのような人にむけて販売してきたのだろうかと改めて考えました。そのときに社内で出た一つの答えが、『足がお客様』というものです。