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2024.01.10

独自テクノロジー「オムニヒートインフィニティ」をダブル搭載した「Columbia(コロンビア)」のアウターがすごい!

フィールドで使えるものは街でもパフォーマンスを発揮する。アウトドアブランド「Columbia(コロンビア)」独自のテクノロジーとして話題の「オムニヒートインフィニティ」を通常のほぼ倍、ダブルで搭載したアウターは街でも使い勝手がよく、パッと見は薄着でも暖かく快適に過ごせる。

熱反射機能を備えた生地で中綿を両面から包み、体温のロスを防ぐデザイン

アーチロックダブルウォールエリートフーディッドジャケット 29,700円(税込) カラーは写真のWarp Redと、Blackの2タイプ。サイズはS、M、L、XL
アーチロックダブルウォールエリートフーディッドジャケット 29,700円(税込) カラーは写真のWarp Redと、Blackの2タイプ。サイズはS、M、L、XL
ダウンジャケットを代表に、中綿入りウエアには構造上、表面に縫い目があるものが多い。中綿の偏りを防ぐための縫い目だが、縫い合わせた箇所には断熱性を高める空気の層ができにくいため、保温性が下がる「コールドスポット」となる。そんな宿命を克服つつ、独自技術で保温力をさらに高めたアウターが「アーチロックダブルウォールエリートフーディッドジャケット」だ。
「中綿を固定するための縫い目を製品の内側に配し、コールドスポットを生み出さない工夫をしています。それ自体は特段めずらしい作りではないのですが、表側を熱反射性に優れた保温機能の高い生地『オムニヒートインフィニティ』で覆ったのが、この製品です。コールドスポットを解消しつつ、保温力に優れた生地で自身の体温ロスを防ぐことで、暖かさ、快適さを向上させたジャケットです」
そもそも「オムニヒートインフィニティ」は2021年から「コロンビア」の冬物ウエアに採用されたテクノロジーだが、それがアウターの内側のみならず、なんと外側にも採用されている。通常は1層のところ、この製品は2層。それだけ保温性が高く、すっきりしたフォルムで暖かい。厚着せずに冬を快適に過ごせる。
「ウエアの外側と内側の2層に『オムニヒートインフィニティ』を搭載した『ダブルウォールエリート構造』の製品は、メンズ、ウイメンズ各1タイプ展開しているトップグレードのモデルです。かさ高にならず、アクティブ・フィットなのでアウトドアでの使用に適しているだけでなく、街着としてさりげなく着こなせます」

ゴールドのドットによる熱反射でウエア内部を保温

オムニヒートインフィニティの特徴的なゴールドは、よく見るとドットになっている
オムニヒートインフィニティの特徴的なゴールドは、よく見るとドットになっている
「すぐれた熱反射保温機能はゴールドの部分の働きによるものです。ゴールドのドットを囲むブラックの部分は通気性があり、衣服内の蒸れを軽減します。暖かくても通気性がなければ蒸れにつながり、蒸れはその後の冷えにつながるので、冬のウエアは保温性だけでなく通気性の確保が重要なんです」
防寒具の快適さは、保温性と通気性が2大条件。それらを満たす「オムニヒートインフィニティ」がジャケットの内側と外側(表側)で機能する。内側はご覧のようにゴールドの面が目立つが、外側(表側)についてはゴールドの面が隠れるため、離れたところからは普通のフード付きジャケットに見える。
近くで見ると、外側(表側)にもオムニヒートインフィニティのパターンが見てとれる
近くで見ると、外側(表側)にもオムニヒートインフィニティのパターンが見てとれる
「ウエア内部を保温するだけでなく、外部の冷気を遮断する働きを『オムニヒートインフィニティ』は果たします。弊社のテクノロジーはよく『ヴィジブル・テクノロジー』という言い方をするのですが、テクノロジーの可視化に特徴があります。アウトドアでの使用に適した機能と品質を、誰の目にもわかりやすく届けること。目で見てわかることが大切だというのがブランドとしての考え方です。
何もないフラットな面だと機能をイメージしにくいですよね。内側のゴールドとブラックの配置は一目瞭然、すぐれた機能を発揮するためのデザインですし、外側もよく見るとフラットではなく独特のパターンが視認できます。機能だけでも、見た目だけでもない。機能を可視化することで、安心感をもって身に着けていただけるように開発しています」
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