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オリンピックを今夏に控えたパリ装飾芸術美術館で、ファッションとスポーツの特別展を巡る
今年7月26日に開幕するパリ・オリンピック開会式で、フランス代表選手団が着るオフィシャルユニフォームがベルルッティに決まった。イタリア人靴職人アレッサンドロ・ベルルッティが1895年にパリで創業したフランスの高級紳士靴ブランドである。
史上初となるスタジアム外での開会式、そしてセーヌ川を使った船のパレードにおいて、フランス代表選手団をきらびやかに飾るはずだ。
ファッションとスポーツは、現代においては切っても切れない間柄だが、2つの事柄を比べてみると、異なる世界にあるように思える。
一方はエレガンスで、一方はパフォーマンスを求める。しかし両者は、現在に至るまで互いに影響し合ってきた。
その変遷を展示した特別展「ファッションとスポーツ 表彰台から別の表彰台へ(MODE ET SPORT, D'UN PODIUM À L'AUTRE)」が、オリンピックを今夏に控えたパリ装飾芸術博物館(2023年9月20日〜2024年4月7日)で開かれている。同展では、各時代を作ってきた代表的なスポーツを紹介しつつ、スポーツウエアが私たちのワードローブに「当然のように」並ぶまでを追っている。

19世紀に生まれたスポーツという概念
特別展の入り口をくぐると、まず古代ギリシャの壺絵に描かれたたくましい体の男性像が出迎えてくれる。スポーツが、まだ今のような「スポーツ」ではなかった時代だ。この記事は会員限定です。
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