指先をおしゃれに彩られることから、近年はネイル商品の人気が高い。マニキュア(ポリッシュ)、ジェルネイル、スカルプチュアなど種類が多様で、なかにはサロンに行かずとも自宅で行えるものもある。
特にマニキュアは、自分で手軽にオン・オフできる点が大きな魅力だ。また、身近にある店舗やWebショップにはたくさんの商品が並んでいるため、好みの色を見つけやすいことも人気の理由かもしれない。
好きな色は、身につけるだけでも気分が上がるものだ。ヴィーガンマニキュアブランド『
SHIK(シキ)』は、色の持つ力を信じ、「日本ならではの色」に着目したマニキュアを展開している。
今回は、同ブランドの運営に携わるTakakoさんに、立ち上げに至った経緯や、日本ならではの色に着目してマニキュアを開発した理由などについて、お話を伺った。
PROFILE|プロフィール

SHIKI Founder Takako
神奈川の海の近くで、自然に恵まれた環境のなか、ゆったりとした子ども時代を過ごす。
その後、海外での生活を通して各国の素晴らしい文化を知ると同時に、日本の美しい四季や芸術の特別さに気づき、意識するようになる。この経験が日本の「色」に着目するきっかけとなり、SHIKIの立ち上げに至る。
「色」に対する仮説から生まれたマニキュアブランド
『SHIKI』のマニキュアは、「色」に着目したことがきっかけで誕生した。「世界の美しい色を自身の一部として取り入れられたら、私たち の気持ちに変化が起こり、目の前の景色が今までとは違って見えるのではないか」と仮説を立てたことからスタートしたそうだ。一般的な化粧品やマニキュアは、人を美しく見せるため、もしくはなりたい自分を実現するための道具・手段として扱われることが多い。さらに、SHIKIはそこに「気持ちに変化をもたらすきっかけ」という視点を加えている。