同社がメタバースプロジェクトをスタートした経緯は「顧客との新しいタッチポイント」をつくることにあった。齋藤さんによると「メタバースの技術を使って、今までにない新しい顧客体験をどのように提供できるか、可能性を模索している最中」であるという。
当媒体が
過去に取材したように、3DCGなどを駆使した新たなショッピングの可能性を模索してきた同社。これまでの成果なども踏まえ、シミュレーション空間が設計された。
「仮想空間でのお客さま=アバターが、衣服のサイズ感やシルエット感をわかりやすく確認できる360°ビューアや、バーチャル試着ができる3DCGに遷移できるようにすることで、アバターの将来性を感じられる設計にしています。
メタバース上のアバターは現状の描画技術では限界があります。そこで、お客さまに必要なフィッティング機能はWebページで案内する形としました。高精細な3DCGでシミュレーションできるので、アバターとシミュレーション空間の双方を楽しめるような環境を構築・検証できたと考えています」