イギリスのニットウェア産業の 先駆者として世界的に知られている「
JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)」。高品質で着心地の良い製品は、昔も今もハイゲージニットの代名詞的な存在として君臨し続けている。今回はJOHN SMEDLEYの日本代理店である株式会社リーミルズ エージェンシーの道廣元昭さんに、ブランドの歴史やその品質の高さについてお話を伺った。
産業革命の時代に生まれたJOHN SMEDLEY
「創業は1784年で、もうすぐ240年になります。イギリスが産業革命の時代にJOHN SMEDLEYは誕生しました。もともとは綿花の紡績と生地造りをしていましたが、19世紀前半には現在に通じる靴下や肌着の製造をしていたと言われています。肌着というと、日本の場合はカットソーを連想するのが普通だと思いますが、JOHN SMEDLEYの場合は真っ直ぐな生地をカットしてソーイングするという方法ではなく、肌着でもニットと同じ製造方法で作られる『ニット肌着』のようなものでした。時を経て、JOHN SMEDLEYはハイゲージのニットブランドに発展していきました」
英国王室御用達ブランドにもなるクオリティ
JOHN SMEDLEYというと、やはり着心地の良さやコットン素材、ウール素材の製品があり、驚くほどの肌触りの良さが特徴だ。ここからはそれらの素材についてお話を伺い、クオリティの高さを明らかにしていこう。