夏の不快感を軽減する機能性インナーとして、2015年の発売以来、多くの人に支持され続けている
ニッセンの「
滝汗さん」シリーズ。累計販売枚数は68万枚を超え、今や同社の夏の定番商品となっている。
なぜ「滝汗さん」はこれほどまでに愛され、選ばれ続けているのか。開発を担当する池内愛さんと須田美由紀さんにお話を伺いながら、機能やデザインに込められたこだわりを紐解く。
2重構造のパッドが脇の汗じみを軽減
ニッセンは、以前から夏のお悩みを解消するア イテムを数多く手がけてきた。吸汗速乾素材や簡易的な汗取りパッドを備えた製品は、「滝汗さん」が誕生する前にも展開していたという。しかし当時の製品についていた汗取りパッドは、特に機能性にこだわったものではなかったため、「脇汗を吸いきれない」「パッドの機能を超えて汗じみができてしまう」などの声があったそうだ。
須田 「弊社が行った調査データから、夏の不快感の原因は『汗』であることが改めて分かりました。また、66%もの女性が汗じみを気にしているという結果が出ています。なかでも、脇まわりの汗じみを気にされる方が多いのです。年々厳しさを増す夏の暑さも、この悩みを深刻化させる一因になっています。