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超厚底で超軽量、そして抜群の反発性! アシックス「SUPERBLAST 3」はチート級
厚みのあるミッドソールによる高いクッション性を備えながら、軽量かつ反発性にも優れたアシックスの「SUPERBLAST(スーパーブラスト)」。2023年に初代モデルが登場して以来、その跳ねるようなライド感とコンフォートな着用感で、多くのランナーから支持されてきた。前作からおよそ1年半ぶりにアップデートされた「スーパーブラスト3」は、一体どんなシューズに進化したのだろうか。
目指したのは無敵になれるシューズ!?
エネルギッシュな反発力を備え、心地よいバウンス感と跳ねるような推進力が得られるアシックスの「ブラスト」シリーズ。アイコンモデルの「NOVABLAST(ノヴァブラスト)」、昨年の秋に登場したプレート入りの「SONICBLAST(ソニックブラスト)」、同じく昨年秋にリリースされ特に北米で高い人気を誇っている「MEGABLAST(メガブラスト)」といったモデルがラインナップされている。「スーパーブラスト」の初代モデルが登場したのは2023年。踵部の厚さが45.5mmという超厚底でありながら、軽量性、安定性も確保されており、楽しく快適に走れるとの評価を得て一躍人気モデルに。2024年7月に登場した「スーパーブラスト2」も引き続き多くのランナーから支持されていた。人気シリーズの最新作はどのようなアップデートが施されたのだろうか。

「スーパーブラスト3の企画段階ではチート・コードという言葉が使われていました。ゲームでよく使われる用語で、これを履いたら無敵になれる、このシューズがあればそれだけで十分といった、少し情緒的なコンセプトを掲げて開発がスタートしました」と、アシックスジャパン株式会社 商品企画担当の萩原風人さん。
ミッドソールに大ボリュームでFF LEAPを採用
無敵になれるシューズを目指した「スーパーブラスト3」は、前作よりも反発性が約15.2%向上し、そのうえで、約10g(27.0cm片足重量)の軽量化を実現している。その大きな要因となっているのがミッドソールの上層部に使用されているFF LEAP(エフエフリープ)だ。 「ミッドソールは、FF LEAPとFF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)の2層構造で、上層部にFF LEAP、下層部にFF BLAST PLUSを採用しています」
FF LEAPはアシックスのクッションフォーム材の中でもっとも軽く、優れた反発性を発揮する素材だ。FF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)と比較すると約15%軽く、クッション性が約30%、反発性が約13.7%高い。アシックスのトップレーシングモデルである「METASPEED(メタスピード)」シリーズにも使われている素材だ。
「スーパーブラスト3」の踵部のソール厚は46.5mm。「スーパーブラスト」史上もっとも厚く、「メガブラスト」や「ソニックブラスト」よりも厚い。それでいて前作より約10gも軽いのは、FF LEAPの軽さの影響が大きいと言えるだろう。
もちろん、安定性も十分確保されている。
「ミッドソールをすべてFF LEAPにしてしまうと、どうしても柔らかすぎてしまうので、下層部にFF BLAST PLUSを採用することで安定性とのバランスをとっています」
トランポリンのように弾む独自構造
「ブラスト」シリーズ特有のバウンス感を生む要素の1つである、トランポリンから着想を得たソール構造も継承している。靴底の中央周辺部分にくぼみを設け、荷重がかかった際に変形しやすくすることで、復元する力が変形した素材に働き、トランポリンのように弾むような感覚が得られるのだ。 「アシックススポーツ工学研究所やアスリートからのフィードバックを得て、くぼみの形状の変更や、データをベースにより反発が得やすい位置にポッドを配置するなどアップデートしています」
アウトソールには、さまざまな路面コンディションで優れたグリップ力を発揮するASICSGRIP(アシックスグリップ)を採用している。アッパーに採用されているのは、軽量で伸縮性に優れたエンジニアードウーブン。部位に応じて織り方や孔の大きさを変えることで、通気性とフィット感のバランスを追求している。
キーカラーとして登場した、コバルトバースト×ライトオレンジのインパクトのあるカラーリング、近未来を感じるデザインも特徴的だ。
厚い! 軽い! 極上のバウンス感
「スーパーブラスト3」に足を入れて、まず感じるのがその厚さだ。近年、40mm前後の厚底モデルは一般的になっているのが、46.5mmとなると次元が1つ違うような厚さを感じる。明らかに地面が遠く、浮遊感がある。そして、見た目の印象と実際のシューズの軽さとのギャップにも驚かされる。アッパーやミッドソールが過度に肉抜きされているようなこともなく、アウトソールのラバーもしっかりとある。それでいてこの軽さは驚異的と言える。
走り始めて感じるのは、反発力の高さとバウンス感。これだけ反発があり、かつ軽量であるならば、レースシューズは「スーパーブラスト3」で十分というランナーも多いのではないだろうか。
PROFILE

萩原風人(はぎわら ふうと)
アシックスジャパン株式会社 ランニングフットウェア部プランニングチーム
「スーパーブラスト」をはじめとするとするバウンスシリーズやトレイルシューズなどのマーチャンダイジングを担当。 自身もマラソン/トレイルを趣味とし、常に市場の最先端を追うことで、お客様のニーズを探究。
Text by Fumihito Kouzu












