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まつ毛老化にアプローチ!iPS細胞培養上清液が切り開く新まつ毛ケア

2026.05.08
近年、急成長していると言われるまつ毛美容液市場。そんななか粧美堂が発売したのが、iPS細胞培養上清液を配合した「iPSence ラッシュブースター」だ。まつ毛美容の最新動向とともに、近年美容分野で注目を集めている先端由来成分について、開発担当者に話を聞いた。

PROFILE

中村 真也(なかむら しんや)

粧美堂 
商品企画部 EC課 マネージャー

髪の毛同様、加齢により老化するまつ毛

加齢とともに髪の毛のハリやコシが失われたと感じる人は少なくない。それはまつ毛においても同様である。粧美堂が手がけるブランドiPSenceでは、この変化を「まつ毛老化」と名づけた。
「一般的に加齢による女性ホルモンの減少により、髪の毛やまつ毛などの毛は減少傾向になります。実際、40代以降になると、まつ毛が抜けるのが気になる、一本一本が細くなっている、スカスカ感があるという声も多く、目元の印象が弱くなることに悩みを抱えている方が増えていることがわかりました」
さらに、栄養供給の低下やターンオーバーの乱れなどが重なり、毛の成長環境そのものが変化していく点も大きい。
「加えて、まつ毛パーマやエクステの普及によって、ダメージが蓄積しているケースも少なくありません。そうした背景から、市場は単に “盛る”のではなく、“育てる”という“マツ育”志向へとシフトしてきていると感じています」

注目の新成分、iPS細胞培養上清液の利点とは

そこでiPSenceが着目したのがiPS細胞培養上清液である。
iPS細胞は再生医療分野で大きな期待が寄せられている技術だが、本製品に使われているのは、このiPS細胞を培養する過程で分泌される成分を含む上澄み液だ。細胞そのものではなく、細胞が生み出す多様な成分群を含んだ溶液が、iPS細胞培養上清液というわけだ。
iPSence ラッシュブースター(5g)7,700円(税込)
「iPS細胞培養上清液には、成長因子やサイトカイン、エクソソームなど、美容効果が期待できる多くの成分が含まれているため、近年では美容医療やエステ、化粧品分野でも応用が進んでいます」
なお、iPS細胞そのものは配合されておらず、あくまでも上清液由来の成分を活用している点については、消費者に誤解を与えないよう、慎重な情報設計が求められる領域でもある。
中村さんは、このiPS細胞培養上清液の特徴について、含有成分の多様さにとどまらず、「攻め」と「守り」のバランスの良さにもあると話す。
「肌や髪を構成する細胞へアプローチする一方で、過度な活性化は毛周期の乱れや肌への負担につながる可能性もあるため、それを抑えるバランスも重要になります。iPSenceラッシュブースターは、そのバランスが取れている点が魅力です」
さらに本製品は、紫外線や乾燥、摩擦などの日常的な外的ストレスからのサポート成分として、リンゴ幹細胞由来エクソソームを採用している点も特徴だ。
「リンゴ幹細胞由来エクソソームは、スイス原産の『ウトビラー・スパトラウバー』という品種に由来する成分です。このリンゴは4ヶ月腐らない奇跡のリンゴと言われており、外的ストレスに対する耐性の高さが注目されています。美容領域では、肌環境を整えるサポート成分として活用されています」
iPS細胞培養上清液がまつ毛のハリやコシを支え、リンゴ幹細胞由来エクソソームが紫外線や乾燥などの外的ダメージから守る。つまり、まつ毛を守りながら育てる処方になっているのだ。
手に取りやすいパッケージを意識

安心して使える設計へ、まつ毛美容液の進化

まつ毛美容液に対して、「色素沈着」のイメージを持つ消費者も依然として多い。これはかつて医薬品由来の成分、ビマトプロストなどを応用した製品において、副作用として見られたケースが影響している。一方で近年は、こうした成分を用いずにまつ毛ケアを行う処方設計が主流となりつつある。
iPSenceのラッシュブースターは色素沈着が懸念される成分は採用せず、iPS細胞培養上清液を配合することで、この課題を解決した。さらにまつ毛だけでなく、そのまま目元全体のケアにも使用できる設計になっている。さらに12のフリー処方や低刺激設計を採用し、デリケートな目元にも使いやすい仕様になっている。
まぶたにも塗りやすいチップを採用
「紫外線ダメージは日中に蓄積されるため、この商品は朝晩使用できることにもこだわりました。私は大ざっぱなので(笑)、まつ毛に塗ったあと、そのまま目元全体にも塗布して、アイクリームのように使っています。1本でまつ毛ケアと目元ケアができるので、気軽に使えますし、日中の外的ダメージから目元を守ってくれる安心感があります」
iPSenceのブランドコンセプトである「Cell being(セルビーイング)」は、「細胞(セル)」と「ウェルビーイング」を掛け合わせた造語。
今回発売されたラッシュブースターはその第1弾商品であり、今後もiPS細胞培養上清液を活用した製品展開が予定されている。
「我々はエイジングケアを、単に年齢に抗うものではなく、その人本来のポテンシャルを引き出す前向きなケアと捉えています。細胞レベルから日常をより良くしていく——そうした思想のもと、今後もiPS細胞培養上清液を活用した商品開発を進めていきますので、楽しみにしていただきたいです」
iPS細胞培養上清液は、すでにスキンケアを中心に美容分野で広がりを見せている成分のひとつであり、まつ毛美容という領域でも今後ますます期待は高まるだろう。
“盛る”から“育てる”へと変化を見せるまつ毛ケア。その流れの中で、日常的なケアとして無理なく取り入れられるかどうかも今後の選択基準になっていきそうだ。

Text by Junko Hayashida

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