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「シーアイランドコットン」で編まれた「JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)」夏のラグジュアリーアイテム

2025.07.29
240年以上の歴史を持つ、イギリスの高品質ニットブランド「JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)」。クオリティの高さと洗練されたシルエットが生み出す、クラシカルかつラグジュアリーな佇まい。世界中で愛され続ける、タイムレスなニットブランドだ。
JOHN SMEDLEYといえば、「シーアイランドコットン」という素材にこだわったアイテムを作り続けていることで知られている。今回は株式会社リーミルズ エージェンシーの道廣 元昭さんに、このシーアイランドコットンという素材や、夏におすすめのアイテムについても詳しく伺っていきたい。

シルクのような光沢とカシミヤのような上質な肌触りのシーアイランドコットン

JOHN SMEDLEYは、1784年創業。もともとは、良質な靴下や肌着、ナイトウエアを作るところから始まった。そこで培われたハイゲージニットの技術が、現代のJOHN SMEDLEYのルーツだ。
このハイゲージニットは、秋冬はメリノウール、春夏はシーアイランドコットンで作られる。シーアイランドコットンの持つシルクのような光沢と、カシミヤのような上質な肌触りが、JOHN SMEDLEYの個性を際立たせている。
まずは、このシーアイランドコットンについて知っていこう。
「認定種子を使用し、再生型農法で1年かけて慎重に栽培され、アメリカ農務省の厳格な繊維等級認定を受けた超長綿[1]だけが、シーアイランドコットンとして認められます。希少性の高さと栽培の難しさから、コットンのなかでも最高級の天然繊維として世界的に知られている素材ですが、JOHN SMEDLEYでは古くからこの希少なコットンを厳選して使用しています」
JOHN SMEDLEYで保管されている肌着を作っていた時代の資料
原材料となるコットン
糸に紡ぐ前の状態

JOHN SMEDLEY随一の定番モデル「ISIS(アイシス)」

素材について知ったところで、シーアイランドコットンをふんだんに使ったアイテムを見せていただこう。まずは、「ISIS(アイシス)」というニットポロ。JOHN SMEDLEYを代表する定番アイテムだ。
「JOHN SMEDLEYが肌着から現代のかたちになっていったのは、1900年ごろからと聞いています。そのなかでもISISは90年ほど前からあるモデルで、ブランドの代名詞的なアイテムとなっています。特徴は30ゲージのシーアイランドコットンを使用していることです。このISISに限らず、春夏アイテムは全体の9割が30ゲージと24ゲージでラインナップされています。
ポロとしては大きめの襟、3つボタン、長めの袖、そして裾と袖口に付いたリブが特徴的です。もうひとつ、リンキングという専用の機械を使い、網目を合わせて編み付けていく技法で、ファッションショルダーという袖付けの仕様も特有の雰囲気を醸し出しています。
ポロシャツというと、鹿の子で汗の吸収がよいなど、一般的にはスポーティーな印象があるかと思いますが、JOHN SMEDLEYではドレスのイメージです。編み地もスムースで、ポロというよりは用途的にシャツに近く、ドレス的なニットシャツといったところですね。
シルエットも綺麗でクラシカルなイメージです。普段はボタンを1つ開けて着るのもよいですが、ジャケットなどを上に羽織るときは、ボタンを一番上まで閉めて着ると襟のかたちとVゾーンが綺麗に見えます」
ISIS 44,000円(税込)

ニュートラルな存在の「REID(レイド)」というモデル

もうひとつ、ニットポロをご紹介いただこう。「REID(レイド)」というモデルで、現代のメンズマーケットでは定番的なアイテムだ。
「REIDは比較的モダンで、一番ニュートラルなデザインのため、取り入れやすいディテールのモデルだと思います。ISISに比べて、小さめの襟、若干短めの袖、そして身幅と着丈がコンパクトになっているのが特徴です。襟に台襟が付いた仕様なので、第1ボタンを開けて着たときも自然にキマると思います。REIDはいい意味で癖がなく、着やすさや選びやすさがこのモデルの個性だと思います」
REID 44,000円(税込)

夏のJOHN SMEDLEYはニットTシャツにも注目してほしい

JOHN SMEDLEYの夏のアイテムでは、ニットポロに続き、ニットTシャツにも注目してほしい。引き続き、道廣さんに2モデルをチョイスしてご紹介いただこう。
「まず、『KIELL(キール)』というアイテムをご覧いただきたいのですが、これは先ほどご紹介したREIDとまったく同じボディで、クルーネックバージョンになったものです。カジュアルになりすぎてしまいがちな春夏のTシャツコーデを、素材感とシルエットで上品に仕上げてくれるアイテムになっています。
ポロシャツをドレスアップするように、Tシャツコーデもラグジュアリーにできるアイテムだと思います」
KIELL 37,400円(税込)
「そして、もうひとつご紹介したいニットTシャツがあります。『TINDALL(ティンダル)』というモデルですが、これまで紹介したものとは少し異なり、同じシーアイランドコットンを使用しているものの、若干低い24ゲージで編まれています。
シルエットはボックスタイプで、袖や裾もこれまでのリブタイプではなく、ウェルトと呼ばれる仕様になっており、カジュアルテイストが増す感じになります。このTINDALLは、カジュアルでありつつも上質な風合いを求められる方におすすめのモデルです」
TINDALL 38,500円(税込)

肌触りや着心地のよさで多くにリピーターを持つ

ここまでシーアイランドコットンの話から、この夏おすすめのアイテムを見せてもらった。最後に、長年にわたり愛され続けている理由を伺った。
「JOHN SMEDLEYといえばリピーターが非常に多いブランドで、多くの顧客の方に支持されています。JOHN SMEDLEYを初めてお買い上げになる方は、ISISをお求めになる場合が多いのですが、ほかにはない肌触りや着心地のよさから、後日REIDやTINDALLなど、ほかのアイテムもお求めいただくケースが非常に多いです。
また、モデルによって異なりますが、毎シーズン20色ほどのカラーバリエーションがリリースされます。お客様がまずお買い求めになるのは、ブラックやネイビーといった定番カラーが多いのですが、すでに複数お持ちのお客様には、ベージュ ムスク、パーチメント、シーグラスのようなシーズナルカラーをおすすめしています。
このようにバリエーションを楽しんでいただけるのも、JOHN SMEDLEYの魅力のひとつだと思います」
極上の天然素材を使いハイクオリティを守り続ける、歴史に裏付けられた名門ブランド、JOHN SMEDLEY。この夏はぜひ、シーアイランドコットンのシンプルかつラグジュアリーなアイテムをチェックしてみてはいかがだろうか。
写真向かって左:ISISのベージュ ムスク、中央:REIDのパーチメント、向かって右:KIELLのシーグラス
[1]超長綿:とても細くて長い綿で、肌触りがよく、しなやかという特徴がある。繊維の長さによって種類わけされるコットンのなかでも希少性が高い素材となっている

PROFILE

道廣 元昭(みちひろ もとあき)

株式会社リーミルズ エージェンシー

1997年4月入社。長年営業としてBEAMS、BAYCREW’S等の大手セレクトショップや全国の専門店、百貨店を担当。Head Porter PlusやUNDERCOVER、WTAPS等とのコラボレーションも手掛ける。現在はニット企画関連業務に従事する。

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