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フルレングスビジブルのエア ズーム ユニットを搭載! 「ナイキ ペガサス プレミアム」が作る未来

2025.03.06
「ナイキ ペガサス プレミアム(NIKE PEGASUS PREMIUM)」に採用されたフルレングスかつ、ビジブルのエア ズーム ユニットは、足の形に沿うように立体的にデザインされたもので、これはエア ズーム ユニットとしては初の試みとなる。
そして、それが実現できた背景には、コンピュテーショナルデザインや、AIエンジン、ラピッドプロトタイピング(試作品を迅速に作るための従来の方法とは異なる技法)を駆使したことにあるという。

「ペガサス」シリーズ史上最大のエネルギーリターンを実現

2024年にフランス・パリで開催された「Nike On Air」で、そのビジュアルが公開されていた「ナイキ ペガサス プレミアム」が遂に発売された。一体どのようなシューズなのだろうか。
ナイキ ペガサス プレミアム。29,700円(税込)
その詳細を紐解く前に、再構成されたナイキのロードランニングモデルについて整理しておきたい。
まず速さを追求したレーシングモデルとは異なり、ロードランニングモデルは快適性を追求している。そして、ロードランニングモデルは、マキシマム クッショニングの「ボメロ」、レスポンシブ クッショニングの「ペガサス」、サポーティブ クッショニングの「ストラクチャー」という3つの柱に分けられる。
そして、それぞれの柱にはアイコンとなるモデルに加え「プラス」「プレミアム」という上位モデルが用意される。現時点で、そのどちらも展開されているのは、「ペガサス」シリーズだけだが、今後「ボメロ」「ストラクチャー」についても「ペガサス」同様のラインナップになる予定だ。
「ロードランニングモデルについてはいずれも高いクッション性と快適性を備えていますが、より優れたクッション性を求めるならボメロを、エネルギーリターンや軽快な走りを求めるならペガサスを、安定性を求めるならストラクチャーをといった具合に、それぞれのランナーの方が必要としているシューズを選びやすい構成になりました」と、EKIN(エキン/ナイキのプロダクトのテクノロジーやイノベーション、開発背景やストーリーを伝える担当者)の太田諒さん。
そして、その「ペガサス」シリーズの中で、もっともエネルギーリターンの大きなモデルが「ナイキ ペガサス プレミアム」だ。
「アイコンモデルであるナイキ ペガサス 41と同様の足入れ感で、軽くて反発性のあるシューズが欲しいという期待に応えるのがナイキ ペガサス プラス。さらに反発性が欲しい、もっとエネルギーリターンが欲しいというランナーの気持ちに応えるのが、ナイキ ペガサス プレミアムになります」
大きなエネルギーリターンを得られるのが特長

足の形に沿うようにデザインされたエア ズーム ユニット

「ナイキ ペガサス プレミアム」には、足の形に沿うように立体的にデザインされたエア ズーム ユニットがフルレングスかつビジブルに搭載されている。
「AIなど最新の技術を使い、足の裏の形状に沿うように立体的にデザインされたエア ズーム ユニットが搭載されたのは、ナイキ ペガサス プレミアムが初めてになります。エア ズーム ユニットの優れたエネルギーリターンを、前方向への推進力へと変えやすく、より効率的な走りをサポートします」
また、その形状はレーシングシューズに搭載されているカーボンプレートからもインスピレーションを得たものだという。
ミッドソールには、ナイキのトップレーシングモデルにも採用されている軽量で反発性に優れた独自素材、ズームX フォームを、踵部には従来のリアクト フォームよりもエネルギーリターンが大きく耐久性にも優れたリアクトX フォームを採用。フルレングスのエア ズーム ユニットと戦略的に配置されたフォームにより、「ナイキ ペガサス プレミアム」は「ペガサス」シリーズ史上最高のエネルギーリターンを実現しているのだ。
アッパーには伸縮性のあるサーキュラーニットと通気性に優れたメッシュを採用。ソフトな足触りを実現するとともに、シューズの軽量化にも貢献している。
ミッドソールにはズームX フォームを、エア ズーム ユニットを挟んで、踵部にはリアクトX フォームを採用している
エア ズーム ユニットは足の形に沿うように立体的にデザインされている
アウトソールは耐摩耗性に優れたラバー製。しっかりと地面を捉えてくれる

既存のシューズにはないまったく新しいライド感

古くから「ペガサス」シリーズを履いてきた方の中には、ご存じの方もいるだろう。「ペガサス」シリーズに、フルレングスでエア ズーム ユニットが搭載されたのは今回が初めてではない。「ナイキ ペガサス 35」や「ナイキ ペガサス 36」には、フルレングスのエア ズーム ユニットがミッドソールの中に内蔵されていた(ミッドソールに採用されていたのはクシュロン フォーム)。
ビジブルになったこと(その分、体積は増えたと思われる)、足の形状に合わせた立体デザインになったことがエア ズーム ユニットとしての新しい点になる。
 
「ナイキ ペガサス 41」にも前足部と踵部にエア ズーム ユニットが搭載されているし、こちらのミッドソールには、リアクトX フォームが採用されている。エネルギーリターンが大きいズームX フォームについても「ナイキ ペガサス プラス」には、ミッドソール全面に採用されている。
 
それらと比べて、「ナイキ ペガサス プレミアム」は、そんなに反発性やエネルギーリターンが変わるものなのかと気になる人もいるかもしれない。しかし、大袈裟ではなく、「ナイキ ペガサス プレミアム」は既存のシューズとはまったく違うシューズで、驚くほどの反発性と快適性を両立している。

「ナイキ ペガサス プレミアム」は走る速度で印象が変わるシューズ

スローペースで走り始めると、まず感じるのが高いクッション性。これはズームX フォームとリアクトX フォームの効果が大きいように思う。ペースを上げると徐々に反発性の高さ、エネルギーリターンの大きさが際立ってくる。地面からの足離れが良くなる印象で、体重をのせるとその分しっかりと返ってくる感覚もある。
シューズの重量は約325g(メンズサイズ28cm)と、適度な重量感があるが、エネルギーリターンが大きいからなのか、走っていて重さが気になることもない。そして何より走っていて楽しいシューズだった。
スローペースだとクッション性を強く感じ、速度を上げると反発性が際立ってくる。ランナーによってさまざまな使い方ができそうなシューズ

Text by Fumihito Kouzu

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