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心地よいバウンス感がさらに進化! アシックス「NOVABLAST 6」の飛躍
トランポリンから着想を得た構造を採用したことによる抜群のバウンス感が特長のアシックス「BLAST(ブラスト)」シリーズ。中でも幅広いランナーから支持を集めている「NOVABLAST(ノヴァブラスト)」から最新モデル「ノヴァブラスト 6」が発表された。ミッドソールの素材および構造、アッパーの素材が変更され、大きく進化した今作だが、一体どのようなシューズに仕上がったのだろうか。
反発性と推進力が前作よりもアップ!
日々のジョギング、ランニングを支えるデイリートレーナーとして、高い人気を誇っている「ノヴァブラスト」。そのクセになる軽快な走り心地に魅了されているランナーも多いのではないだろうか。 前作「ノヴァブラスト 5」では、ミッドソールの全面にFF BLAST MAX(エフエフブラストマックス)が採用されていたが、今作はそのFF BLAST MAXをベースにしながら、前足部にFF TURBO SQUARED(エフエフターボスクエアード)を追加した。2つの素材がもつ優れたクッション性と反発力が相乗効果を発揮し、より高いエネルギーリターンを提供するという。
「前足部にFF TURBO SQUAREDを追加したことが、今回のアップデートの一番のポイントになります。特に蹴り出し時のエネルギーリターンが大きくなり、より弾むような感覚と推進力が感じられるシューズとなっています」と、アシックスジャパン株式会社 商品企画担当の萩原風人さんは言う。

新たに搭載されたFF TURBO SQUAREDとは、一体どんなものなのだろうか。この素材は軽量で反発性に優れ、同じく「BLAST」シリーズである「SONICBLAST(ソニックブラスト)」や「MEGABLAST(メガブラスト)」にも使われている。FF TURBOと比較すると反発性が約32%も高い。
「トップレーシングモデルに採用しているFF LEAP(エフエフリープ)の方が、軽量性、反発性ともに優れた素材ではありますが、FF TURBO SQUAREDも非常に反発性が高い素材になります。FF LEAPは柔らかく、クッション性も高いのですが、FF TURBO SQUAREDは反発性とレスポンスの良さが特長になります。
ノヴァブラストがランナーの方に支持して頂けている理由は、まさにこの反発性の高さやバウンス感にあると考えておりますので、よりそのバネのような感覚を味わってもらいやすいシューズを目指しました」
話に上がったFF LEAPを含め、アシックスはさまざまな独自素材を開発、所持している。あらゆる組み合わせ(それぞれの分量も)を検討した結果、FF BLAST MAXをベースに前足部にFF TURBO SQUAREDを搭載する組み合わせが、「ノヴァブラスト 6」としてベストだと判断されたというわけだ。
「ノヴァブラストがターゲットとしているのは、日々ランニングを楽しんでいるデイリーランナーの方たちになるので、反発性を高めながらも十分な安定性を確保する必要があります。ノヴァブラストの魅力であるバウンス感にフォーカスしながらも、クッション性や安定性とのバランスをとった結果、今回はFF BLAST MAXとFF TURBO SQUAREDを組み合わせることになりました」
より一層の反発性を求めるランナーには、「SUPERBLAST 3(スーパーブラスト 3)」、「MEGABLAST(メガブラスト)」という選択肢が用意されている。
アウトソール前足部にはASICSGRIPを搭載
ソールの厚さは前作と変わらず、踵部が41.5mmで前足部が33.5mm。ドロップ(前足部と踵部の高低差)は8mm。シューズの重量は約253g(片足27.0cm)で、前作より約2g軽くなっている。ミッドソールの素材の構成の変更が今回の最大のアップデートポイントなのだが、もちろん細かな部分も調整されている。そのひとつがアウトソールの素材変更だ。 「前作はアウターソールの全面にAHAR LO(エーハー ロー)を使用していましたが、今作は前足部にのみASICSGRIP(アシックスグリップ)を採用しました。前足部のグリップ力を高めたことで、最後の蹴り出しのときにより地面を掴む感覚が得られるようになっています」

ミッドソールの前足部にFF TURBO SQUAREDを搭載したことで反発性が高まり、その前足部のグリップ力の向上により地面を捉えやすくなった「ノヴァブラスト 6」。より、エネルギッシュに走れるシューズへと進化したと言えそうだ。
アッパーには軽量で伸縮性に優れたエンジニアードウーブンを採用。部位に応じて織り方や孔の大きさを変えることで、通気性とフィット感のバランスを追求している。前作のアッパーにはエンジニアードメッシュが採用されていたが、通気性は今作の方が高いという。

「ノヴァブラスト」らしい弾むようなライド感
実際に足を入れると、前作同様まずフィッティングの良さが感じられる。これはアシックスのシューズに共通するものではあるが、特に踵周りのフィッティングの良さと適度なホールド感は「ノヴァブラスト」シリーズの魅力だろう。もちろん心地よいバウンス感はより高まった印象だ。蹴り出しがスムーズに行え、次の一歩へと進むのをサポートしてくれる。普通に走っているだけでリズム、テンポが良くなる印象で、タイム自体も上がってくる。また、これは非常に個人的な感覚なのだが、前足部のグリップ力が高まったからなのか、前作よりも安定感が得られた。
「ノヴァブラスト 6」は、日々楽しく走りたいランナーにフィットする一足だと言えるだろう。
PROFILE

萩原風人(はぎわら ふうと)
アシックスジャパン株式会社 ランニングフットウェア部プランニングチーム
「スーパーブラスト」をはじめとするバウンスシリーズやトレイルシューズなどのマーチャンダイジングを担当。 自身もマラソン/トレイルを趣味とし、常に市場の最先端を追うことで、お客様のニーズを探究。
Text by Fumihito Kouzu















