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「朝のビタミンCはNG」は大きな誤解? Obagi(オバジ)の専門家が解く、ピュアビタミンCの“真の力”
スキンケアでもインナーケアでも、今や欠かせない存在となったビタミンC。しかし、「朝は使わない方がいい?」「“ピュア”と“誘導体”の違いは?」など、正しい使い方やその働きについては、意外と知られていないかもしれない。
そこで、ピュアビタミンC美容液で市場を牽引するロート製薬のObagi(オバジ)を取材。ブランドの核となる独自の「SHR理論」から、ビタミンCにまつわる疑問まで、専門家に詳しく聞いた。
PROFILE

澤 和優(さわ かずひろ)
ロート製薬 スキンケア製品開発部
肌本来の力を呼び覚ます。Obagiの原点「SHR理論」とは
2001年の発売以来、ビタミンCスキンケアのパイオニアとして愛され続けるObagi。その誕生の背景には、時代のニーズと、ある皮膚科医との出会いがあった。「Obagiブランドが立ち上がるに至る1990年代後半は、欧米を中心に、スキンケアに即効性や分かりやすい実感が求められるようになった時代でした。今後、日本でもいわゆる“攻めの美容”へのニーズが高まると予想されるなか、私達も製薬会社ならではの強みを生かしたスキンケアを模索していました。
そんな時、ロサンゼルスでピーリングの第一人者として知られるDr.オバジと出会ったのです。彼が提唱するSHR理論が、私達の目指す考え方と一致したことで、日本での展開が始まりました。
SHRとは、スキン・ヘルス・レストレーションの略で、『肌本来の機能を回復させる』という画期的な考え方です。
たとえば、肌のバリア機能が低下しているとき、一般的にはセラミドなどを“補う”ケアをします。しかしDr.オバジは、肌が自らうるおいを生み出す力を復活させることを目指しました。不足したものを補うだけでなく、肌に適切な刺激を与えて眠っている細胞を呼び覚まし、根本から肌を強くするというアプローチです」
このSHR理論において、ビタミンCは非常に重要な役割を担う。

「機能が低下した細胞を活性化させる“適切な刺激”の役割をビタミンCが担い、ターンオーバーを正常化することで、セラミドやコラーゲンの生成を促します。このビタミンCを中心としたアプローチで肌が本来持つ力を生かし、健康的な肌を目指すのがDr.オバジの“真のスキンケア”です。
その理論を日本人の肌で実現するため、長年培ってきたロート製薬の研究力と技術力を結集し、Obagiブランドは誕生しました」
ピュア? 誘導体? ビタミンCの種類と正しい選び方
ビタミンCにはさまざまな種類がある。Obagiがこだわる「ピュアビタミンC」と「ビタミンC誘導体」の違いは何だろうか。「ピュアビタミンCは、化学的な加工がされていない純粋なビタミンC(アスコルビン酸)のこと。肌に塗布した瞬間から角層で素早く働くのが最大の特長です。ただ、非常にデリケートで安定性に課題がありました。Obagiでは独自の技術でその安定化に成功しています。
ビタミンC誘導体は、ピュアビタミンCを安定させ、効果を持続させるために化学的な装飾を施したものです。肌に存在する酵素によって装飾が外れ、時間をかけてピュアビタミンCに変化しながら働く種類もあります。
まず水溶性ビタミンC誘導体は水に溶けやすく、化粧水などに向いています。次に脂溶性ビタミンC誘導体は油に溶けやすくクリームなどに使われ、水溶性よりも角層への浸透性が高く、水溶性よりもゆっくりと働くのが特徴です。
さらに、この双方の性質を併せ持つのが両親媒性ビタミンC誘導体で、浸透性が高くスピーディーに効果を発揮するのが特徴です。また、ビタミンCを含むとされる植物オイルなどもありますが、これらの多くはポリフェノールといったほかの成分も含むため、ビタミンC以外の効果も期待できます。
ビタミンC自体の効果をしっかり感じたい場合は、ピュアビタミンCかビタミンC誘導体がメイン成分となっているものを選ぶとよいでしょう」
「朝のビタミンCはNG」は大きな誤解
ビタミンCにまつわる噂の真偽についても聞いた。「『朝にビタミンCを塗るとシミになる』という説は、まったくの誤解です。おそらく、光毒性物質『ソラレン』を含むレモンなどの柑橘類と、ビタミンCのイメージが混同されて生まれた俗説でしょう。
ビタミンCとソラレンは全くの別物であり、ビタミンC自体にはソラレンのような光毒性はありません。むしろビタミンCには紫外線ダメージから肌を守る作用があり、朝のケアに取り入れると細胞ダメージを軽減できるデータもとっています。毎日コツコツ、できれば朝晩2回、ビタミンCを取り入れるのが理想的です」
なぜObagiは効くのか? 製薬会社の技術力とセラムの選び方

ObagiがピュアビタミンCの安定化と高濃度配合を実現できた裏には、製薬会社ならではの技術があった。
「製薬会社として長年の研究知見を生かし、体の届けたいところに薬剤を届ける“ドラッグデリバリーシステム”をObagiに応用して、ビタミンCを肌の必要なところに届けることに成功しました。また、ピュアビタミンCは水に溶けやすいものの分解もしやすくなるので、水を極力減らしながらも高濃度溶かせるような、細部まで調整を重ねたことで、より安定性と肌への実感を両立することができました。
水以外の配合成分は、医薬品にも使用される成分から着想を得ています。これらの成分は、溶けにくい成分の可溶化、不安定な成分の安定化、さらには経皮吸収性の向上といった優れた特性を持つためです。また、安全に関する豊富な知見も蓄積されていることも大きな利点です。私たちはこれらの情報を参考に、効果を最大限に高めるための工夫を重ね、処方を組んでいます」
「はじめてピュアビタミンC美容液を使う方や、肌のゆらぎが不安な方、キメを整えたい方には『C5セラム』からお試しいただくとよいでしょう。
『C10セラム』は、キメを整えながら毛穴の目立ちもケアしたい方におすすめです。『C20セラム』は、毛穴やざらつきが気になる、より実感が欲しい方に。『C25セラムネオ』は、キメや毛穴悩みのほか、乾燥小じわやハリ不足などのエイジング悩みに、ピュアビタミンCひとつでのアプローチを叶えます。
一般的に乾燥ぎみの肌の方や荒れが気になる方は、『オバジCセラムシリーズ』の浸透時に少しピリピリ感を感じることがあるようですが、すぐにおさまるようであれば問題ありません。刺激が気になる場合は、使用量を減らしたり、乳液やクリームの上から塗ったりして調整をしてみてください。
ただし、赤みや炎症が続く場合は、使用を中止してください。原因はさまざまですが、ピリピリ感を強く感じる場合は、肌に何かトラブルがあり、バリア機能(外的刺激に負けない力)が落ちていることも考えられます。
ピュアビタミンC自体に、マルチな働きがあります。ピュアビタミンC美容液は毎日続けることが大切です。心地よく続けられるものを、朝晩使ってみてください」
ビタミンC美容液は、市場にたくさんの種類のものが展開されている。ビタミンCの安定性は不明であり、使う前にすでに分解されている可能性もあるようだ。製薬会社ならではの知見を生かし、高浸透、高濃度、超安定を叶えた『オバジCセラムシリーズ』で、真のビタミンCのパワーを感じてみてほしい。
Text by 継田 理恵(美容家/ライター)







