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幅広いジャンルのスタイルをミックスし独自の世界観をつくる「sublimeroe(サブライムロー)」の帽子と小物

2025.03.11
帽子作りを中心にさまざまなジャンルのスタイルをミックスし、アクセントの効いた帽子やアパレル小物をラインナップするブランド「sublimeroe(サブライムロー)」。その色とりどりのアイテムで国内外から人気を得ているブランドだ。
今回はroe Inc.代表にしてsublimeroeディレクターの櫻井 克憲さんに、ブランドのルーツから最新のコレクションのことまでお話を伺った。

ブランドスタートは26年前

「ブランドのルーツからお話しすると、はじまりは「sublime(サブライム)」というブランド名で1999年にスタートしました。このsublimeは、僕が以前勤めていた『株式会社MAD FACTORY(マッド ファクトリー)』という会社ではじまったブランドです。
在籍中にディレクションをするようになり、その後2022年にこのブランドとともに独立しroe Inc.を立ち上げ、今シーズンより改めてsublimeroeというブランド名で展開がはじまりました」
ブランド名変更とともに一新されたsublimeroeのロゴ

帽子と小物を中心としたLIFE STYLE GOODS

ブランドのルーツを伺ったところで、sublimeroeのブランドコンセプトや、デザインについて聞いていこう。
「ブランドのコンセプトをお話しするときにHAT&LIFE STYLE GOODSという言葉を使っているのですが、帽子を中心として、そこから広がるイメージを衣料小物に落とし込んでいくというプロセスです。
帽子ブランドではなく、あくまでファッションブランドとして作る帽子を意識しています。それを表現し、体現化していくうえで『この帽子をかぶる人のソックスってどんなデザインだろう』とか、『この帽子に合わせるバッグはどんなものだろう』というように発想を巡らせ、デザインに取り組んでいます。
26年の歴史のなかでも洋服を作ったり、いろいろなことをやってきたりしたのですが、帽子が中心というスタンスはどんなときも変わっていないと思います。
さらに毎シーズンのコレクションではジャンルのミックスというものを心がけていて、ストリート、アウトドア、サーフ、アメカジのようなさまざまなジャンルを、時代の流れを見ながらバランスよくミックスしています。
たとえばアウトドアファッションにも合わせられるストリートテイストのもの、アメカジにも合うアウトドアテイストのものなど、異なるジャンルをミックスさせて、ひとつのシーズンコレクションとしてまとまるようなもの作りを意識しています」
シーズン別のコレクションのヴィジュアル。写真向かって左が2024年秋冬、向かって右が2025年春夏

sublimeroeのアイコン的存在の2つの帽子

ここからは実際に2025年春夏のアイテムからいくつかピックアップして、sublimeroeの世界観に迫ってみよう。
「sublimeroeの帽子でアイコン的なもののひとつが、ネパールで職人がハンドメイドで仕上げている『FINE HANDKNIT HAT(ファイン ハンドニット ハット)』というコットンニットハットです。
春夏の定番として、毎回柄やカラーを特徴的なものにしていて、今回はアフリカンテイストな柄を取り入れ、かぶる人の個性を引き出せるような雰囲気に仕上げています」
FINE HANDKNIT HAT 5,390円(税込)
「続いて見てもらいたいアイテムは『SUNSHADE SAFARI JET CAP(サンシェード サファリ ジェット キャップ)』といい、こちらも春夏の定番商品になっています。
サンシェード付きのジェットキャップなのですが、日よけ部分の生地は折り畳み式で、スナップボタンですっきり収納が可能です。また、帽子の内側に折りたたむことも可能なので、日よけなしのジェットキャップとしてもかぶれる2WAYタイプになっています。
このアイテムはアパレルブランドの『BAL(バル)』とのコラボレーションでも何度かリリースされていて、他ではあまり見ないようなデザインが人気のアイテムになっています」
SUNSHADE SAFARI JET CAP 5,390円(税込)

帽子からインスピレーションを受けたLIFE STYLE GOODS

ここからは帽子以外のLIFE STYLE GOODSも紹介してもらおう。帽子から広がるインスピレーションで、気軽に使えて他ではあまり見ない雰囲気のアイテムは、まさに帽子ブランドだけにはとどまらないsublimeroeの個性が感じられる。
「今シーズンリリースした2型のサンダルを紹介させてください。ソールはEVA素材[1]で、アッパーがPVC(ポリ塩化ビニル)素材でできています。
EVA素材はリカバリーサンダルに近年多く用いられていますが、そのクッション性を参考にしています。反発感もあり、それでいて非常に柔らかく履き心地がよいアイテムに仕上がっています。
今回リリースしている2型は幅広いテイストで使っていただけるように、雰囲気が異なるデザインにし、アウトドアシーンやタウンユース、さらに室内履きとしても使えるものになっています」
EVAER SANDALS 3,850円(税込)
STRAP EVAER SANDALS 4,290円(税込)
「最後にもう1アイテム見ていただきたいのが、『PATTERN BIG SCARF(パターン ビッグ スカーフ)』です。先ほどのFINE HANDKNIT HAT同様に、ネパールで一点一点職人がハンドプリントで仕上げているスカーフです。
素材はモダールというイタリア産のスカーフでよく使われるレーヨンの一種で、程よい高級感があり、肌に非常になじむソフトな素材です。
個性的かつ珍しい絵柄がスカーフに落とし込まれているのが特徴で、インテリアや1980年代を感じさせるビンテージ風の柄、アフリカンファブリックなどをイメージしています。
90cm×90cmの大判で、さまざまなシチュエーションで活用できるサイズになっています」
毎年春夏シーズンにリリースされているというPATTERN BIG SCARF。今シーズンは8柄のバリエーションがある
PATTERN BIG SCARF 8,690円(税込)

sublimeroeのマーケットは世界

現在sublimeroeのアイテムは全国のセレクトショップで手に入れることができるが、海外展開にも力を入れている。
以前はニューヨーク、現在はパリでの展示会に年2回参加し、フランス、イギリス、ベルギー、イタリア、アメリカ、中国、韓国、オーストラリアなどに20から30店舗ほどの取扱店があり、今後も増やしていきたいという。
そしてユーザーと直接コミュニケーションが取れる場をつくりたいと、今年の夏頃にはオフィシャル オンラインストアのオープンも準備しているそうだ。
現代的で遊び心とスパイスが効いていて、独自の素材の組み合わせと、豊富なカラーバリエーションがsublimeroeオリジナリティをつくっているのだろう。
名前を刷新したばかりのsublimeroeの新たな展開にこれからも注目していきたい。

[1]EVA素材は、エチレンと酢酸ビニルを共重合させた合成樹脂で、ゴム状の弾力性と柔軟性を備えている。水に強く、軽量、劣化しにくいという特徴があり、靴底をはじめ、幅広い用途で使用されている。

PROFILE

櫻井 克憲(さくらい かつのり)

roe Inc.代表取締役 / sublimeroeディレクター
帽子を中心としたアパレルメーカー株式会社MAD FACTORYに入社し、2011年に前進ブランドとなるsublimeプロダクトデザインに参画。2022年にブランドを継承し独立。2025年春夏シーズンより、新たなコンセプトのもとsublimeroeをスタートさせ国内外で展開している。

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