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メンズ初登場! 暖かいだけじゃない、極上の肌触りを実現したユニクロ『極暖ヒートテックカシミヤブレンド』
ユニクロを代表する機能性インナー『ヒートテック』に、昨年新たなラインが加わった。英国人デザイナー、クレア・ワイト・ケラーが手がけるUNIQLO : Cから登場したウィメンズの『極暖ヒートテックカシミヤブレンド』である。
しっとりと吸い付くような極上の肌触り、重ね着しやすい薄手でシアーな質感、それでいて、通常のヒートテックの約1.5倍の暖かさを実現する『極暖』仕様だ。その滑らかな着心地が評判を呼び、早々に完売アイテムも出るほどの人気を博した。そして今シーズン、ついに待望のメンズ展開がスタートする。
今回、改めて『極暖ヒートテックカシミヤブレンド』誕生の背景と素材開発の舞台裏を、株式会社ユニクロの商品本部、メンズMD部リーダーの大友雅弘さんに聞いた。
PROFILE
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大友 雅弘(おおとも まさひろ)
株式会社ユニクロ
商品本部
メンズMD部
インナーチームリーダー
カシミヤの風合いを生かすために繰り返された試作は100回以上
「ヒートテックって合繊すぎるよね」と。『極暖ヒートテックカシミヤブレンド』の開発は、クレアさんのそんな一言から始まった。「クレアさんは天然素材の良さをとても大事にしています。特に肌に直接触れるものはナチュラルな素材がいいと。ヒートテックにはコットンを使用した商品もあるのですが、よりラグジュアリーな着心地を提供できないかということで開発がスタートしました」

ユニクロにはヒートテック以外にも、長年培ってきた『カシミヤニット』という看板商品がある。その知見を生かし、カシミヤをブレンドするというのは自然な流れだった。
「ただし素材の組み合わせやバランスには非常に苦労しました」
既存のヒートテックで使われている合成繊維は長繊維という長い繊維であるのに対し、カシミヤは短繊維である。それぞれの繊維の特性が大きく異なるため、強度や風合い、伸縮性などを均一にすることは非常に難しいという。さらにカシミヤは極めてデリケートで、衝撃や熱、薬品に弱いのだ。

「一方で、染色には熱がつきもので、耐久性を担保するには薬品での加工が欠かせない。カシミヤの風合いはそのままに、これらを担保するにはどうしたらいいのか、100回以上試作を繰り返しました」
開発陣はカシミヤの風合いを生かすため、番手の大きい細い糸を採用した。さらに素材だけでなく、製造工程にも工夫を加えている。たとえば布を反物状に巻き取る「反巻工程」では、一般的に布にテンションをかけて巻き上げるが、『カシミヤブレンド』の素材は「たら〜んとリラックスした状態」で巻き上げるように調整している。糸や組成だけでなく、工程全体に細やかな配慮が施されているのだ。また、カシミヤ特有の柔らかな風合いでありながら、洗濯機で洗ってもピリングによる毛玉ができにくいのも特筆すべきポイントだ。

「ユニクロには洗濯耐久性に対する明確なグローバルスタンダードの基準があります。洗っても型崩れや色落ちがしないというのは、『LifeWear』を掲げている以上、大事なミッションだと考えています」
インナーとしての機能が評価され、メンズにもアイテムを拡大
こうして生まれた『極暖カシミヤブレンドヒートテック』は、想定を超える反響を呼んだ。「もともとレイヤードスタイルに使えるファッションアイテムとしての需要が高いだろうと考えていました。ところがデザイン性やカラーが評価された以上に、“薄くて滑らかでやわらかい”というインナーとしての機能に高い評価をいただきました。
さらには男性からのご要望もとても多くて、『ウィメンズの大きなサイズを着ている』という声もいただいたほどです。我々はメンズのヒートテックにおいても大事なのは着心地だと考えていたため、インナーとしてこれだけ評価が高いのであれば、メンズでも展開をしようということになりました」

新登場のメンズラインはインナーとしてのディテールを重視している。ウィメンズにはないカフスを採用し、タートルネックは伸ばしても、折り畳んでも、きちんと感が出る高さにこだわって設計されている。

またウィメンズはクルーネックが5色から7色に、タートルネックが6色から8色に拡大され、カラーバリエーションもさらに豊かになった。

「昨年はペールカラーをラインナップしていましたが、今季はチラ見えしたときにアクセントとなる色展開を心がけました」
冬の暮らしを変えてきたヒートテックは、誕生以来、進化を重ねてきた。その系譜に新たに加わった『極暖ヒートテックカシミヤブレンド』は、天然素材と最新技術を融合させることで、インナーの概念を一歩先へと押し広げている。メンズ展開を果たした今季、その価値はさらに多くの人に届けられることだろう。
Text by Junko Hayashida













