年々、日本の夏は暑くなっている。今年は5月の時点から真夏日が続き、すでに猛暑日を記録した地域も増えてきている。今や制汗剤は汗かきの人やスポーツをする人だけのものではなく、国民共通のエチケットアイテムになりつつある。
ニオイケア必須の時代に注目したいのは、ニベア花王が5年もの歳月をかけて完成させた、まったく新しいタイプ
[1]の制汗剤『
8x4 (エイトフォー) デオドラントパテ』だ。まるでファンデーションのようにパフで塗り込むタイプの制汗剤について、
ニベア花王株式会社の関根さん、新田さんにその実力と開発背景を取材した。
7割が必需品と回答! 制汗剤使用はエチケットの時代
近年、性別問わずデオドラントへの関心が高まっている印象がある。酷暑のシーズンが長くなるとともに、制汗剤市場も伸びているそうだ。
「季節が夏と冬に二極化しつつあるともいわれるように、日本の夏はより長く暑くなっています。それにともない、ニオイへの意識も高まっています。当社の「汗やニオイに関する調査」[2]では、『体のニオイが気になる』と回答した人は65.8%、『汗をよくかく』と回答した人は72%を超え、『制汗剤を使うことは身だしなみとして必要だ』と回答した人は76.8% にのぼりました。