ARビューティーアプリ「YouCam メイク」を筆頭に、高度な顔認証技術とAI技術でメイクやアクセサリーのバーチャル体験を提供するパーフェクト社。昨年の取材から1年、新技術の開発とともに新たなサービスを次々とリリースしている。 コロナ禍を経て、いっそうビューティーテック市場は盛り上がりを見せているが、パーフェクト社では一体どのようなアップデートが行われたのだろうか。今回は同社の代表取締役である磯崎順信さんに、AI&AR技術を導入した企業の実績や新技術について話を伺った。
PROFILE|プロフィール
磯崎 順信
デジタルメディアテクノロジー関連の外資系ベンチャー企業の日本代表等を経て、2015年にPerfectCorp.の日本法人の立ち上げより現職で参画。バーチャルメイクアプリ「YouCam メイク」をはじめ、AI/ARによる新しい消費者エンゲージメントプラットフォームを多くのブランド・小売店・メディアに向け提供し、エコシステムを確立。
質の高いエンゲージメントを提供
これまでAI&AR技術を導入した企業に、どんな好影響がありましたか。
導入いただいた会社様の流入を増やすことはもちろん、一度入ってきたお客様を捕まえる力があるというのはこの1〜2年で立証されてきています。たとえば、ブランドECサイトの滞在時間が2〜4倍に増えたクライアント様が増えてきていますね。また、通常のオーガニック流入と比較した際に、バーチャルメイクを経由した後のお客様は非常にコンバージョンが上がりやすく、購入に繋がったり、ブランドや商品を好きになっていただくためのきっかけになっていると言えます。