昨今では、ファッション大手のメタバース参入も珍しくない。1953年に紳士服小売店として創業し、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなどを展開する株式会社アダストリアも、メタバースへの参入も開始したことで注目を集めている。 今回、同社がメタバース参入を決めたのは、7月23日〜8月21日に開催された阪急阪神ホールディングスが主催の「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」だ。このイベントは、大阪梅田の街がメタバース空間で再現され、来場者はアバターを通じて参加し、音楽ライブや出演者とのバーチャル握手会やトークショー等の各種イベントのほか、ブース展示、グッズ販売など、様々なコンテンツを楽しむことができるというものだ。 日本を代表するファッション企業がどのような背景からメタバース業界に参入を決めたのだろうか。アダストリア広告宣伝部の島田淳史さんに話を伺った。
デジタル顧客接点とサービスを広げるために
島田さんによると、そもそも今回のメタバースへの参入は、同社の「成長戦略の一環」だった。この記事は会員限定です。
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