2021.11.03

JINS独自のデジタルサービス:AIによる商品提案など最新のテクノロジーを活用

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コロナ禍で店舗の役割が見直されるなか、店頭にも様々なデジタルサービスの導入が進んでいる。そのなかでも、株式会社ジンズ(以下、JINS)店舗で展開されている、テクノロジーを駆使した新サービスが話題だ。

JINSでは2007年に業界に先駆け開設した度付きメガネの本格的なECサイトでの販売を皮切りに、テクノロジーの可能性に着目、先駆的に投資を続けてきた。そんななか同社ではメガネを試着、検討しやすくなる独自の最新デジタルサービスの提供を開始した。“メガネがもっと身近になる”というJINSの新しいデジタルサービスとは、どのようなものなのか? 株式会社ジンズホールディングスの広報・PRの岡田真里奈さんに詳しく聞いていく。

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注目のサービス「JINS BRAIN2」「棚 NAVI」

JINSでは9月16日より、購入体験が進化する最新デジタルサービスを全434店舗(※サービス導入時点)とオンラインショップにて導入した。この新サービスでは業界でいち早くOMOを具現化することで顧客に新しい購買体験を創出し、顧客満足度を高めるとともにシナジー効果のあるビジネスモデルを創り上げることを目指しているという。

新サービスの目玉は「JINS BRAIN2」と「棚 NAVI」の2つ。「JINS BRAIN2」はAIの精度が向上し、顔の雰囲気だけでなく顔型も細かく判別し似合い度を瞬時に判定。店頭もしくはオンライン上の在庫から、似合うメガネをランキング形式でオススメしてくれる機能を搭載している。これにより「自分に似合うメガネが分からない」という顧客の悩みを解消するという。

また、「棚 NAVI」はメガネ業界初(※JINS調べ)の「ネットで探した商品の場所がわからない」という悩みを解消するサービスで、探している商品の陳列場所を店舗MAPで表示するというもの。「JINS BRAIN2」と「棚 NAVI」はそれぞれ店頭に設置されたiPadや、顧客自身のスマートフォンから利用が可能だ。ほかにも、これまで1店舗のみで導入していた、メガネをかけたままでも他のメガネをバーチャル試着できる「MEGANE on MEGANE」の全店舗での導入も開始している。これらの新サービスは、2016年に開発された「JINS BRAIN」を活用した次世代型ショールミング店舗「JINS BRAIN Lab.エキュート上野店」の展開や、渋谷パルコ店への「MEGANE on MEGANE」先行導入など、さまざまな効果検証を行ったうえで立ち上げたそうだ。

<p><span style="color:#000000">また、「棚 NAVI」はメガネ業界初(※JINS調べ)の「ネットで探した商品の場所がわからない」という悩みを解消するサービスで、探している商品の陳列場所を店舗MAPで表示するというもの。「JINS BRAIN2」と「棚 NAVI」はそれぞれ店頭に設置されたiPadや、顧客自身のスマートフォンから利用が可能だ。ほかにも、これまで1店舗のみで導入していた、メガネをかけたままでも他のメガネをバーチャル試着できる「MEGANE on MEGANE」の全店舗での導入も開始している。これらの新サービスは、2016年に開発された「JINS BRAIN」を活用した次世代型ショールミング店舗「JINS BRAIN Lab.エキュート上野店」の展開や、渋谷パルコ店への「MEGANE on MEGANE」先行導入など、さまざまな効果検証を行ったうえで立ち上げたそうだ。</span></p>
棚 NAVI

これら実験店で導入していたサービスは、システムの設計上、高性能のパソコンが必要だったが、技術改良によりiPadで対応できるようになったことで汎用性が高まり、全店展開が可能となった。

特に今回は複数のサービスを店頭に設置されたiPadやオンライン上で提供するため、顧客が使いやすいUIであることに重点を置き、気軽に使用できるサービス設計を目指したという。

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時代性を踏まえたレコメンド設計

続いて、「JINS BRAIN2」のレコメンドについて詳しくみていこう。これまで提供していたAIサービスでは、試着したメガネに対して顔の雰囲気から似合うかどうかをAIで評価することしかできなかったが、今回から顔の雰囲気だけでなく、顔型まで細かく判別するAIのロジックが入ることによって、似合うメガネのレコメンドが可能となっている。

JINSスタッフ3000人が評価した38万件のデータをもとにAIロジックを組んでいる。過去のアセットも活用した雰囲気を判別し似合い度評価するAIと、新しく追加した顔型AIの掛け合わせで判定するというもの。JINS BRAINが立ち上がった2016年当初から男女別の評価を提示していたが、時代性を踏まえて、今回から男女それぞれの視点での評価はなくしているそうだ。

「今後より多様性が求められるなかで、より自分らしく生きることが大事になってくると思います。そのなかでメガネの似合う・似合わないは自分で選択することも重要になってくるかもしれませんが、本サービスは押し付けがましくなく参考になる本質的なサービスだと考えており、ひとつの選択の指標として提案していきたいと考えています。」

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顔型の判別については顔の形の要素を細かく分析し、それぞれの要素の掛け合わせを解析したうえで雰囲気などの感性的な要素も踏まえてAIが判定、商品をレコメンドするようになっている。

店舗は重要なタッチポイントの場

コロナ禍においてECと店頭販売の比率にも変化が生じているなかで、店頭でのサービスの拡充に乗り出したことには、どういった背景があったのだろうか。
「既存のECやD2Cモデルを見てもネットだけで戦うことは実際少ないようにお見受けしており、リアル店舗の出店やショールーム出店を加速し、リアルなタッチポイントとのシナジー効果で事業の成長を目指していると感じています。また、視力測定や調整などを必要とするメガネという商品特性上、店舗は重要な役割を担っており、ネットとリアルをシームレスに繋いでいくことがお客様便益に繋がると考えています。」

JINSが考えるOMOの答えとして、スピード感を持ってネットとリアルの融合を勧めたものが、この一連のサービスだ。顧客のUXを大切にしており、店舗からでもオンラインからでも自由に出入りすることができ、顧客自身が試着や購入場所を選べる体験設計となっている。そして今後はさらに、これからもJINSはプロダクトの可能性を変え、顧客体験を変え、さらにデータを活用し、JINSのビジネスモデル自体を変えいきたいと話す。そして、アイウエアをプラットフォームとして、さまざまな価値を提供する業態への変革を目指していくという。

実際にJINSでは、今回紹介した店頭でのサービス以外にも10月14日にはウェアラブルメガネ「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の次世代機を発売するなど、多様な先端的な開発を行っている。そこには共通して「Magnify Life」というビジョンがあるという。

「アイウエアを通じて人々の生活を豊かにする『Magnify Life』の理念のもと、JINSはアイウエア業界の常識を覆すさまざまなイノベーションに挑戦してまいりました。たとえば、『目を守る』という付加価値をアイウエアに与え、普段視力矯正メガネを必要としない人々をも巻き込んだ『機能性アイウエア』という新市場を創出するなど、その時々の社会課題にも目を向けながら、いち早く世の中に製品やサービスを提供し続けたいと考えています。」

現在は近視をなくすという未来を目指すべく研究開発も続けているとのこと。人々の人生を豊かに拡張していくために、提供する製品やサービスすべてにおいて常識にとらわれず、さまざまな変革を起こし続けることでアイウエアや社会を変えてくというビジョンを持つJINS。今後もどんな新しいアイウエアサービスを展開するのか、注目していきたい。

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