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2023.01.20

牛乳パックから作られた紙糸「REPAC™」、島精機製作所によるサステナブル素材の可能性

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ファッション業界において、SDGsなどに対する意識が高まる中で、株式会社島精機製作所が開発したサステナブル素材が、再生紙を用いた紙糸「REPAC™」だ。
従来、紙糸に再生紙を活用することはリサイクルの観点で注目を集めていたものの、再生紙の配合率と紙糸の強度の兼ね合いなどが難しく、多くの企業が実現できなかった。その中で2020年当時、同社調べで世界初の発明となった。
現在では牛乳パック中心の再生紙を用いており、より高品質で強度が高いだけでなく、機能性にも優れた紙糸になっているという。
そこで今回、島精機製作所でサステナブル素材ブランド「ReMateri®」を立ち上げ、再生紙による紙糸「REPAC™」を開発したプロジェクトマネージャーの岩崎伸哉さんに、開発の背景や紙糸の特徴から、現在の展開、今後の展望まで聞いた。
PROFILE|プロフィール
岩崎 伸哉(いわさき しんや)
岩崎 伸哉(いわさき しんや)

株式会社 島精機製作所
グラフィックシステム開発部 主任

社内ベンチャーの形で、素材ブランド「ReMateri®」を立ち上げ、紙糸「REPAC™」を開発。

「ReMateri®」プロジェクトの背景

島精機製作所と言えば、ニットを編むコンピュータ横編機のメーカーとしてその名が知られている。その中で、なぜサステナブル素材の開発を行うことになったのだろうか。
「当社は、昨今の世界情勢を踏まえ、事業の多角化をしていくことが課題でした。その中で2年前に、社長から全社員に対して、自分がやりたい事業、特に社会課題を解決する事業を考えて欲しいという提案があったんです。その中で、私は『牛乳パックから糸を作る』というアイデアを提案しました。
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